南稜・山口祐舞選手、女子プロ野球を目指す

高校野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 高校生のプロ志望届けが公表され、南稜の山口祐舞選手に注目が集まった。

 山口選手は小学校4年生から野球を始め、女子野球部のある高校ではなく、埼玉県の強豪・南稜高校に進学し野球部としてプレーしていた。セカンドを守る。

 規定により女子選手は高校野球の公式戦には出ることができないが、練習試合では男子と一緒にプレーしていた。

 山口選手は女子プロ野球入りを目指しており、5月にはトライアウトを受けた。プロ志望届けの制度上、日本プロ野球(NPB)以外の独立リーグなどに進む選手もプロ志望届けの提出が義務づけられており、山口選手もプロ志望届けを提出した。

 女子選手のプロ志望届けの提出は初となった。

南稜・山口祐舞、女子部員初プロ志望届提出  - スポーツ報知:2013/9/10

  日本高野連は9日、ホームページ上で、プロ志望届提出者を公開した。12人が提出し、女子プロ野球を志望する南稜(埼玉)の山口祐舞(ゆま)内野手(3年)は、志望届制となった04年以降、女性部員初の提出者となった。

 小4から野球を始めた山口は「どうせやるなら甲子園を目指す仲間とやりたい」と硬式野球部に3年間在籍。通常、女子野球部から女子プロ野球に進めば志望届提出は必要ないが、山口は日本高野連の登録部員という制度上、提出が義務づけられた。8月30日に提出済みで「女子で初めてというのは驚きだし、名誉なことです」と笑った。

 南稜では規定により公式戦には出場できなかったが、練習試合では162センチの体で男子から安打を放っていた。5日には女子プロ野球の合同トライアウトを受験。「女子野球の認知度は低いので、活躍してリーグを盛り上げたい」というのが夢だ。

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