済美・安楽智大投手が始動、東北楽天、阪神、北海道日本ハムが視察、北海道日本ハムは獲得に名乗り

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 済美高の安楽智大投手が練習を開始した。この日は東北楽天、阪神、北海道日本ハムの3球団のスカウトが視察に訪れ、北海道日本ハムはドラフト1位候補に入れていることを明らかにした。

 

プロ志望を表明

 安楽智大投手は年末年始は神戸市内の父方の実家に帰省した済に進路について話し合い、「昔から高校を卒業したらプロへ行くと言っていたので、両親も何も言わなかったです」と、進路をプロ野球に決めたことを明らかにした。帰省中に阪神ファンより「阪神に入って優勝してや!」と声をかけられた。この日も東北楽天・山下勝充スカウト、阪神・山本宣史スカウト、北海道日本ハム・加藤竜人スカウトの3球団のスカウトが訪れたが、「すごくうれしい。でも高校生の間は甲子園を目指してやっている。そんなに意識していない。」と話した。

 

故障の影響もなく

 安楽投手の唯一の心配といえば、昨年秋の愛媛大会で、右肘の違和感を感じて降板し、「尺骨神経まひ」と診断された故障だが、この日はキャッチボールを行い、「痛みは全く無い。3ヶ月投げていない。徐々に作っていきたい」とケガ以降は投球を控えて、今は状態が良いと話した。

 まずは下半身強化を行っており、1日200mダッシュを50本、さらにバーベルスクワットでは最高で120kgだったものが、200kgで10回行えるようになったという。体重も6kg減で引き締まったからだになっている。

 

北海道日本ハム、阪神などが獲得表明

 視察に訪れたスカウトのうち、既にドラフト1位での獲得が濃厚と報道されている阪神の山本スカウトは「1位で消えるのは間違い無い。安楽中心で動く」とあらためてドラフト1位最上位である事を示した。また北海道日本ハムは球団幹部が「安楽はもちろん、候補に入ってくる。あれだけ球威があるし世界大会では制球も良かった。高校生だけど即戦力としても期待できる」と話して、ドラフト1位候補として狙っていく方針を示した。安楽投手は4番打者としても高い評価をされているが、安楽投手については「二刀流は無い」という。

 今年のドラフトの超目玉にしては、練習初めで集まったスカウトは少なかった。仕事始め前の土曜日と言う事もあったかもしれないが、6日以降には他の球団のスカウトも勢ぞろいしてくるだろう。また、3月9日には明徳義塾との練習試合が組まれたようで、注目が集まる事になりそうだ。安楽ドラフトが始まる。

 

 

  高校ナンバーワン右腕で、今秋のドラフトで1位指名されることが有力な済美(愛媛)の安楽智大投手(2年)が4日、松山市の同校グラウンドで初練習を行った。

 駆けつけたスカウトは阪神、楽天、日本ハムとわずか3球団。ドラフトの目玉にしては、静かな新年の始動になったが、安楽は昨秋痛めた右肘をかばう様子もなくキャッチボールを行った。

 最速157キロの快速球に、準優勝した昨春のセンバツで合計772球を投げたスタミナ、さらには豪快な打撃で注目された。だが秋季愛媛大会で敗退し、今春のセンバツ出場は絶望。自身も右肘を痛め、右腕の尺骨神経まひで全治1カ月の診断を受けた。それでも主将、エースとして「全国制覇という夢は、今年しかできないこと」と夏へ力を蓄えている。

 「小さいころから高卒でプロ入りすることを夢にしていた」と、卒業後はプロに進むことを明言した。右肘は「まったく問題ない」といい、復帰登板は3月9日の明徳義塾(高知)との練習試合になる見込み。春になれば、全球団のスカウトが「安楽詣で」に訪れるはずだ。

 虎がドラフト1位候補筆頭の金の卵を、これからも密着マークだ。練習初めの“安楽詣”に訪れた山本スカウトは、高校生No.1右腕を追いかけることを認めた。

 「(全体で)1位(級)の選手であることは間違いないでしょう。自分が来れるかわからないけど、誰かが(常に)来るようにするつもり」

 練習試合が解禁されるのは3月8日。翌9日には明徳義塾高(高知)との練習試合が組まれた。安楽の今年初登板は、この日になる見込み。虎のスカウトも視察に訪れるつもりだ。

 この日は阪神を含めて3球団のスカウトが安楽の初練習を見学した。安楽は、新チームで主将を任されており「1年生のときから見ているけど、厳しいこともいえるようになった。精神的にも強くなった証拠だ」と山本スカウトは、さらなる成長に目を細めた。

 年末年始を父方の実家がある神戸で過ごし、ランニング中「阪神に入って優勝してや!」などと声をかけられた。「笑ってごまかすしかなかったですけど…」と苦笑いを浮かべたが、すでに虎党の関心は高い。

 

 今の目標は、夏の甲子園優勝。選抜出場は逃したが、すでに照準は夏へ。「全国制覇という夢は、今年しかできないことですから」とキッパリ。

 だが、夏が終われば、プロ志望届を提出することは確実だ。「小さいころから高卒でプロ入りすることを夢にしていた」。虎のスカウトも将来は藤浪とエースの座を競うであろう逸材を見続けていく。

 球団幹部は、ドラフト1位に「安楽はもちろん、候補に入ってくる。あれだけ球威があるし、(昨夏の)世界大会では制球も良かった。高校生だけど、即戦力としても期待できる」と明言。球団は2月中旬のスカウト会議で最上位にランクし、動向に注目していく。

 投手一本で育成する方針も固めている。安楽は4番も務め、昨夏の甲子園では花巻東に敗れた3回戦で本塁打を放つなど打者としての評価も高いが、「安楽の場合は二刀流はない。投手として考えている」と球団幹部。昨季はルーキーの大谷をシーズンを通して投打二刀流で起用したが、活躍の場をマウンドに限定するつもりだ。

安楽、本格始動に3球団スカウト熱視線 - ニッカンスポーツ・コム:2014/1/5

  今年の目標について「最上級生になって、プロ入りよりもまず、甲子園に行くことは高校生の間しかできない。夏の甲子園優勝は最後の年しかできない目標」と語った。昨年は2年生のセンバツ史上最速の150キロを計測し、準優勝に導いた。夏の愛媛大会では最速157キロをマーク。だが、昨秋の愛媛県大会1回戦で敗れ、右肘違和感を訴えていた。負傷後は投球練習を回避し、体力強化に専念。この日は塁間の距離で感触を確かめながら、キャッチボールを行った。「まったく痛みはない。3カ月、投げていない。徐々に作っていきたい」。3月上旬の練習試合、明徳義塾戦での実戦復帰を目指す。

 年末年始は父晃一さんの実家がある神戸へ帰省し、阪神ファンに「阪神に入って優勝してくれ」と声を掛けられたという。スカウト陣の視察にも「すごくうれしい。でも、高校生の間は甲子園を目指してやっている。そんなに意識していない」と冷静。甲子園出場のチャンスは夏だけ。新たな伝説に向け、いまはただ泥臭く1球を投げる。

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