春季高校野球神奈川大会は3回戦16試合が行われ、ベスト16が決定し夏のシード権を獲得した。横浜高校は川和を相手に5-2で勝利、浅間大基選手が高校通算25号となるホームランを記録した。
横浜高校
神奈川大会で注目されるのはまずセンバツに出場した横浜高校だろう。高濱祐仁選手、浅間大基選手、伊藤将司投手といったプロ注目選手を擁して甲子園に出場したものの、初戦の八戸学院光星戦で5-9で初戦敗退をしてしまった。
春季大会では登録選手枠25人で登録したのは24人、背番号1を不在として投手に危機感を煽っている。またこれは毎年の事だが1年生をベンチ入りさせて新たなチームで夏の甲子園を狙う。
その横浜高校は川和と対戦し、9回には浅間大基選手が高校通算25号となるホームランを放って5-2で勝利した。「泳ぎ気味でしたが入ってよかった」と話したが、ライトスタンドの中段まで運ぶ特大のホームランだった。この日は4打数2安打1打点と調子が上がっている。巨人がドラフト1位候補にも挙げる浅間選手がケガから順調に復帰しているのは大きい。
ただしエース番号を失った伊藤将司投手や、センバツでもホームランを見せられなかった高濱祐仁選手の状態はやや心配ではある。
熱戦続々
相洋vs横浜商大付の試合はプロ注目の続木悠登投手が139km/hの速球で8回まで9奪三振を記録する好投を見せていたが、2-2で延長戦に入ると、14回、205球目でサヨナラタイムリーヒットを許して敗れた。180cmの本格派投手は夏はノーシードからの戦いとなるが、シード校にとっては脅威となりそうだ。
東海大相模は厚木北を12-1とコールドで下した。先発したのは2年生エースの吉田凌投手で、1年生で149km/hを記録した素質に加えて安定感も見せ、背番号10ながらエース格となっている。同じ2年生の小笠原慎之介投手、さらに3年生で今年のドラフト候補として期待されている佐藤雄偉知投手、青島凌也投手はどうなっているのだろう。見てみたい。
その他、昨年まで松井裕樹投手が在籍していた桐光学園が横浜隼人に3-2で勝利、慶応高校、日大高、向上高校などが勝利して夏のシード権を獲得した。
今春のセンバツに出場した横浜(神奈川)が、19日初戦を戦い、5―2で川和を下した。川口凌三塁手(3年)やプロ注目の浅間大基中堅手(3年)に本塁打が飛び出した。
センバツ後、初の公式戦となったが、スタメンには1年生の戸堀敦矢二塁手が出場するなど、ベンチ入りメンバーに1年生が3人。渡辺元智監督(69)は「夏の甲子園に出る時は、必ず新戦力が入ってくる」とチームの底上げをはかっていた。
横浜商大高のプロ注目右腕・続木悠登投手(3年)が、延長十四回、205球の熱投も及ばず力尽きた。
130キロ台後半の力のある直球を軸に、八回までに9奪三振。延長突入後も走者を出しながらしのいでいたが、最後は十四回1死満塁から相洋の7番・久保にサヨナラ打を浴びた。
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