昨年のセンバツで2年生ながら4試合に先発してベスト4まで勝ち進んだ高知高校の酒井祐弥投手、最速141km/hながらしなる腕からキレの良いストレートにプロが注目している。
故障から復活目指す
センバツでは4試合に先発し5回前後までを飛ばして投げるパターンで4試合20回を2失点に抑える好投を見せた。しかしその大会で注目されるようになると、さらに上を目指そうと力みが入り腕のしなりが徐々に失われ、冬には腰を、今年の3月には肘を痛めた。
6月8日には練習試合でセンバツの準決勝で投げ合った済美の安楽智大投手と投げ合い5回4失点、復活にはまだまだだが復活に手ごたえを感じているようだ。
あの2年生投手たちは
安楽智大投手もセンバツ後に調子を崩して復活を目指して奮闘している。春の優勝投手、浦和学院の小島和哉投手、夏の優勝投手・高橋光成投手も、あの投球を再びと復活を目指している。
それだけ甲子園大会というものは選手に負担が大きく、大会後も注目される事で負担がかかってしまう。栄光とともに重い負荷を追う事になるのだろう。それが2年生となると、今年以上を求められそれがフォームを崩したり、ケガにつながったりしてしまうようだ。
今年のドラフト会議は高校生の当たり年と注目されたが、その注目選手が復活の途中にありドラフトでの指名の判断は夏の大会まで持ち越されている印象だ。夏に復活してドラフト1位で指名されるのか、注目したい。
全身をしならせるようなフォームに躍動感が戻ってきた。快速球が低めに伸びる。「本来の自分のピッチングを再確認して甲子園に行きたい」。高知のエース・酒井が、最後の夏に向けて調子を上げてきた。
大きく成長を遂げた昨春センバツ。2年生で背番号「10」だった酒井は、3年生右腕の坂本優太と“Wエース”を形成してチームを4強入りに導いた。
中略
故障が癒えた春の県大会で準優勝。自信も取り戻しつつある。今月8日の招待野球では済美と対戦。5回4失点でマウンドを降りたが、昨春センバツ準決勝でも対決した剛腕・安楽との投げ合いで闘争心に火が付いた。
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