日本文理・飯塚悟史選手が3安打1失点完投、巨人スカウトが評価

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 日本文理の飯塚悟史選手の最後の夏が始まった。2回戦で新潟高校と対戦し、日本文理打線は3点しか奪えず苦戦した。しかし、飯塚投手が6回までノーヒットピッチングをみせ、3-1で初戦を突破した。

この日は投手として

 飯塚悟史選手は最速146km/hを投げる投手としても注目されているが、昨年秋の明治神宮大会決勝で2本塁打を放ち、スラッガーとしても注目されている。

 この日は3打数ノーヒットだったものの、投手としては6回までノーヒットピッチング、7回先頭打者にヒットを許したものの、9回を3安打1失点に抑えた。

 それでも9回に先頭打者から連打を許して1アウト2,3塁のピンチから内野ゴロの間に1点を奪われた事に、「後味が悪いし、悔いが残る。最後までゼロで抑えないと」と反省した。3点差という中で最後に出た甘さを許せなかったのだろう。

 

巨人のスカウトが評価

 この日は巨人の井上スカウトが視察し、「春より投球に強弱が付けられるようになった」と評価した。この日は投手としての評価中心となったが、井上スカウトは「左の長距離砲は、そういない。投打とも楽しみな素材」と話した。

 打撃については練習試合で前橋育英の高橋光成投手からホームランするなどしているものの、センバツ、春季大会とあまり目立っていない。

 昨年秋のようなホームランを、スカウトも期待しているのだと思う。これからさらに多くのスカウトが集まる事になる。

 “越後の怪物”のポテンシャルは段違いだった。飯塚は力を抜いたフォームから、MAX141キロの直球を主体に内外角を突き、凡打の山を築いた。6回まで出した走者は味方の失策による1人だけ。7回先頭で初安打を許し、ノーヒッターこそ逃したが、3安打1失点で無四球完投。たった89球で夏初戦を投げ抜いてみせた。

 だがエースには満足感のかけらもない。9回先頭から連打され、1死二、三塁、二ゴロの間に唯一の失点を喫した。「後味が悪いし、悔いが残る。最後までゼロで抑えないと」。こんなところでは満足していられない。自らへの厳しい言葉は、日本一という高い理想があるからこそのものだった。

 投打ともにドラフト候補に挙がる逸材への評価は高い。視察した巨人・井上スカウトは「春より投球に強弱が付けられるようになった」と成長を認めた。

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