盛岡大付・松本裕樹投手が高校通算53号ホームラン、5球団8人のスカウト視察

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 盛岡大付の松本裕樹投手が投げては9回9安打3失点と苦しむも、7回に自ら逆転の3ランホームランを放ち勝利した。この試合にも5球団8人のスカウトが訪れている。

二刀流

 松本裕樹投手は二刀流だ。投げては150km/hを記録し、打っても高校通算52本塁打を記録していた。

 この日は投球では145km/hを記録したものの、9回で9安打を打たれて3失点と今一つ、6回に2失点しリードを許していた。しかし7回、自らの失点を自らのバットで取り返す。1アウト1,3塁で打席に入ると、ライトスタンドに逆転のホームランを放った。高校通算53号だった。

 松本投手は打撃について「だいぶ感触が良かった。今まで自分が打ててなかったので、結果が出て良かった」と話し、投球については「相手が粘り強かった。勝てたことが一番」と前向きだった。

 

5球団8人のスカウト視察

 松本裕樹投手には連日4球団以上のスカウトが視察に訪れている。この日も5球団8人のスカウトが視察に訪れ、福岡ソフトバンクの作山スカウトは、「あの勝負強さは何か持ってる。潜在能力も高い」と評価した。

 投手としては素質はあるものの、結果が伴っていない所はまだ未完成で素材型といえる。しかし投打に質の高さを見せ、大谷翔平選手の姿が見え隠れするのだろう。最終的にスカウトがどのような評価をするのか、ドラフト会議でその答えが出る。

 

 エースで4番の今秋ドラフト候補、盛岡大付・松本裕樹(3年)が、2点を追う7回裏1死一、三塁で高校通算53号となる逆転3ランを決めた。「だいぶ感触が良かった。今まで自分が打ててなかったので、結果が出て良かった」と、いつものクールな表情を崩し喜んだ。

 ネット裏に5球団8人のスカウトが集まる中、今夏3戦目の登板で初完投。連投の疲れもあり、9回9安打3失点と苦しんだが「相手が粘り強かった。勝てたことが一番」と満足そうだった。

 4打点で勝利に導いたが、投げては9回9安打3失点。最速は145キロをマークしたものの、甘く入った球を狙い打たれた。それでもネット裏で視察したソフトバンクの作山スカウトは「あの勝負強さは何か持ってる。潜在能力も高い」と絶賛。150キロ右腕は「目の前の1試合をしっかり勝ちたい」と闘志を燃やしていた。

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