大阪桐蔭、総合力で大阪夏3連覇、森友哉選手が祝福のプロ初ヒット

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 高校野球大阪大会では大阪桐蔭がPL学園を9-1で下して甲子園出場を決めた。一昨年は藤浪晋太郎投手など、昨年は森友哉選手などがドラフト1位候補選手として注目されたが、今年はそういう選手はおらず、全員の力で甲子園を勝ち取った。

打線

 昨年までは森友哉選手を筆頭に、笠松悠哉選手、近田拓矢選手、水谷友生也選手などが2年時の春夏連覇の時から活躍していた。その世代も抜けて今年の評価は絶対的なものではなく、センバツで準優勝した履正社の方が強いという評価もあった。

 しかし、打線では2年時から活躍をしている香月一也選手を中心に、峯本匠選手などがつないで得点を奪ってきた。そして4番には故障で3年時まで成績を残せていなかった正随優弥選手が入ると、決勝のこの日も6回に2ランホームランを放つなど3打点の活躍を見せ、夏にようやく軸ができた形となった。

 

投手

 投手も一昨年の藤浪晋太郎投手、澤田圭佑、昨年の葛川知哉投手、高西涼太投手に比べると、今年や名前が挙げられる投手は少なかった。それでも中学まで捕手をしていた福島孝輔投手が成長をみせると、この日は2年生の技巧派左腕・田中誠也投手が9回3安打5奪三振5四死球1失点で完投した。

 投打ともに選手層の厚さで3連覇を決めた。甲子園では経験のあるの戦い方にも注目される。

 

OBも祝福

 大阪桐蔭が3連覇を決めたこの日、昨年までチームの中心だった埼玉西武の森友哉選手がプロ初ヒットでフェンス直撃の2ベースを記録した。また、北海道日本ハムの中田翔選手も祝砲となるホームランを放った。

 プロ野球に着々と勢力を伸ばす大阪桐蔭、それが財産となり今後も大阪桐蔭の強さは続いてゆきそうだ。

 

 史上2校目の大阪大会3連覇。甲子園常連校でありながら、正随にとっては最初で最後のチャンス。「やったんだな」と、心の底から喜びを爆発させた。  回り道したからこそ、この優勝が人一倍うれしい。昨年6月。ベンチ入りメンバーに選ばれる予定だったが、発表2日前、練習中に右足首を骨折。「どん底まで落ち込みました」という。

 中略 

六回1死二塁では、内角低めの変化球を「勝手に体が反応して」、左翼席ポール際への2ラン。パワーと技術の高さを見せつけた。

 春夏連覇を果たした一昨年の藤浪(阪神)や昨年の森(西武)のような傑出した選手はいない。そのチームを引っ張ったのが、主将の中村だ。3回戦・大冠戦で顔面に死球を受けて鼻骨骨折したが、1試合休んだだけで復帰。この日も「1番・左翼」で3安打1打点をマークし、9回の中前打では一気に二塁を陥れ、頭から滑り込んだ。「全国的に逆転の試合が多い。何があるか分からないので」と汗を拭った。

 強さが際立った大阪桐蔭の、中心にいたのが中村だ。1点を先制した直後の2回2死二塁から左越えの適時二塁打。7点リードの7回2死三塁からは「鼻は気になりません。思い切り走った」と、二塁へのゴロで一塁へ気迫のヘッドスライディング。二塁手の悪送球を誘い、ダメ押し点をもぎ取った。

 22日の3回戦(対大冠)で顔面に死球を受け、鼻骨を骨折した。だが、手術を受ける必要がなかったため、4回戦(対阪南大高)を欠場しただけで26日の5回戦(対箕面東)から決勝まで出場を続けた鉄人。今大会は26打数12安打の打率4割6分2厘、1本塁打6打点と大暴れし、チームをけん引した。

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