近江高校、植田海選手が高校野球解禁で花開く、中日、広島などが評価

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 鳴門高校に8-0で勝利した近江高校、攻撃では3年生の3番ショートで出場した植田海選手が3安打2打点、2盗塁と活躍を見せた。

今年から公式戦出場

 植田選手は元々は山梨の日本航空高校でプレーしていたが、1年生の2月に自主退学した。その後、転校先が見つからなかったようだが、親戚の紹介で近江高校への入学が決まる。高校野球連盟の規定により、転校した選手は1年間は公式戦に出場できず、2年時は練習試合と個人トレーニングを続けた。

 そして3年生となり公式戦出場が解禁となると、夏の予選は打率.318だが50m5.8秒の俊足と守備にプロが注目するようになった。この日もショートの守備では余裕を感じさせるプレーを見せ続け、打撃でも広角に3安打を記録、2盗塁を決めるなど活躍を見せた。

 

中日、広島のスカウトが評価

 中日の米村明スカウトは「走れる選手は評価が高い。チームの考える枠に入っている」と話すと、広島・鞘師智也スカウトも「守備と走塁はドラフト対象レベル」と評価した。

 まだドラフト確実というものではないが、今年は浅間大基選手や脇本直人選手、徳本健太朗選手、それに岡本和真選手など外野やファーストの選手が注目されている。高校生遊撃手では高濱祐仁選手、桑原樹選手、野平大樹選手が注目されるが、植田選手はプロでも遊撃手として残って行ける選手だと思う。

 昨年の実績が無い植田選手にとって、この夏の活躍が重要で、18U日本代表にでも入ることができれば、ドラフト指名の可能性が高まってくる。

 3安打2打点と活躍した植田は日本航空(山梨)を1年時の2月に自主退学。叔父が近江のコーチと知り合いという縁もあり、昨年4月に近江に転校してきた。50メートル5秒8の俊足と好打を期待されたが、規定で1年間は公式戦に出られず、悔しい思いをした。それでも冬場は1日に100メートルダッシュ100本、週に2、3回は個人で筋力トレーニングをしてベンチプレスは90キロを挙げるまでになり、今春レギュラーとなった。「打順で彼だけは動かさない」(多賀章仁監督)とすぐさま主軸を任され、甲子園でも期待に応えた。

 中日・米村明スカウトは「走れる選手は評価が高い。チームの考える(ドラフト)枠に入っている」と言えば、広島・鞘師智也スカウトも「守備と走塁はドラフト対象レベル」と評した。

  その中心にいたのが、プロ注目遊撃手の植田海だ。4―0の2回2死三塁から左前適時打を放つなど3安打2打点。2盗塁と存在感を発揮し「苦しい思いをした。そのぶん、甲子園でやったるという気持ちが強くなった」と胸を張った。

 日本航空(山梨)に入学したが、1年時の昨年2月に自主退学。転校先が見つからず、野球ができなくなるという不安から、自宅の部屋で泣き続ける日々を送った。それでも「野球をやりたい」と、親族のつてをたどり、やっとの思いで同4月に近江に転校。日本高野連の規定で1年間は公式戦に出られなかったが、今年3月に背番号6をもらった。

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