夏の高校野球は大阪桐蔭が三重高校を4-3で下し、優勝を飾った。チームの主軸を打った峯本匠選手、香月一也選手、正随優弥選手は勲章を首に下げ、それぞれの将来の方針を示した。
香月一也選手はプロ志望
香月一也選手はチームの3番を打ち、今大会27打数で12安打10打点1本塁打を記録した。昨年も2年生ながらレギュラーとして天才的な打撃を見せており、プロも注目している。
香月選手はこの決勝戦でも同点となる犠牲フライで打点を挙げ、1安打を記録した。香月選手は「できればプロに行きたい」と話しプロ志望を表明した。森友哉選手や中田翔選手、浅村栄斗選手など大阪桐蔭の選手はプロで活躍する選手も多い。ドラフト会議で指名はあるのではないかと思われる。
峯本選手、正随選手は進学へ
チームの2番を打ちながらも20打数8安打で5打点に1本塁打を放った峯本匠選手は、この日も2安打を記録してクリーンナップにつないだ。「自分の仕事はできたかな」と話した峯本選手、将来については「大学で一からやりたい」と進学を表明した。
また高校入学時に中田翔選手の後継者と注目されながらもケガにより3年生でようやく復帰した正随優弥選手は、ホームランこそ出なかったものの、4番を打って23打数7安打6打点の活躍を見せた。正随選手は大学進学を希望しているという。
大阪桐蔭は昨年の選手も名門大へ進みプレーをしている。中でも立教大には一昨年進学した澤田圭佑選手が1年生からエースとして活躍をし昨年も笠松悠哉選手が入学しており、今年も誰かが入る事になりそうだ。
また青山学院大には昨年は葛川知哉投手が入学しているが、2008年に優勝投手となった福島由登投手が青学大に進学をしている。福島投手を尊敬しているという今年のエース・福島孝輔投手の青学大入りはあるか。
逆に亜細亜大は2年前の主将だった水本弦選手が進学し1年目から活躍を見せているものの、4番を打った田端良基選手や昨年の主軸を打った近田拓矢選手が相次いで退部している。個人的な問題もあるだろうがチームの雰囲気が合う合わないというのはあるだろう。
今年の優勝メンバーでプロ志望は香月選手一人とみられるが、他の選手がどの大学で活躍をしていくのかに注目したい、そして4年後のドラフト会議で再び名前が挙がる事を期待したい。
2安打の峯本は「自分の仕事はできたかな」と満足そうに振り返り、「大学で一からやりたい」と決意を新たにした。三回に一時同点とする犠飛を放った香月は「できればプロに行きたい」と次の舞台を見据えた。正随は無安打ながら不慣れな一塁を守り抜いた。最後は体を投げ出してウイニングボールをつかみ捕り、「絶対捕ると思って手を伸ばした」と笑顔をはじけさせた。正随は進学を希望している。
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