昨年夏の甲子園優勝投手、前橋育英の高橋光成投手がプロ志望を表明した。
代表のエースに
高橋光成投手は昨年の18Uワールドカップでは、出場したものの夏の甲子園で優勝し最後まで投げ切った疲労があり、リリーフで1試合に登板したのみだった。しかし今年は残念ながら群馬大会で敗れ、逆に体調は万全の状態のようだ。
高橋投手の投球練習を見ていた高橋監督も「休んでいたぶん、そごいなあ」と評価し、「投手では高橋光成、彼が主戦でしょう」とエースを指名した。高橋投手は昨年18Uで共に戦い、同じ部屋で過ごした安楽智大投手が選ばれなかった事について「同じ部屋でやってきて寂しい想いはある」と話したが、今度は自分がエースとなり18Uをアジアチャンピオンへと導く。
プロ志望を表明
取材に答えた高橋投手は将来について、「今のところはプロを志望しています。」と話し、プロ志望届けについて「帰ったら出すと思います。」とアジア選手権終了後に提出すると話した。
ドラフト1位候補に名前が挙がる高校生は済美・安楽智大投手、佐野日大・田嶋大樹投手、盛岡大付・松本裕樹投手など。その中で最も状態が良いのが高橋投手だと思う。この大会のピッチングにより再び評価が高まることが予想される。
幼馴染もプロ志望
またこの日、健大高崎の脇本直人選手も取材に答え、プロ志望を表明した。そして幼馴染で、お互いの家にも泊まりあった仲の高橋光成投手と同じチームになった事について、「あいつがしっかり投げて自分が打ちたい。どんどん走りたい」と楽しそうだった。
プロで同じチームになるかどうかは分からないが、チームメイトにしろ、ライバルにしろ、これからも二人の縁は続いてゆきそうだ。
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昨年の18Uワールドカップでは、2次ラウンドの米国戦で2本塁打を浴びた。チームも準優勝に終わり「悔しい思いをした。低めに集めたい」。27日の関大との練習試合で先発する右腕に、高橋広監督は「一番の中心と考えている」とキーマンに指名した。
昨年ともに代表入りした済美(愛媛)・安楽は今大会は落選したが、高橋は「悔しがっていると思う」と、ライバルの分までフル回転する。進路については「今のところはプロ志望」としながら、大会後に前橋育英・荒井直樹監督と話し合う予定。まずは、今大会に向け集中する。
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