侍ジャパン18U代表が2試合連続完全試合で決勝ラウンドへ、飯塚悟史投手・岸潤一郎投手のリレー

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 18Uアジア選手権を戦っている侍ジャパン18U代表は、予選ラウンドの最終戦となる中国戦を戦い、11-0で7回コールドで勝利した。この日は日本文理の飯塚悟史投手、明徳義塾の岸潤一郎投手が登板すると、昨日のスリランカ戦に続きパーフェクトに抑えた。

2試合連続パーフェクト

 この日の先発は日本文理の飯塚悟史投手、この夏に5試合650球を全て一人で投げ抜いてチームをベスト4に導いた。この日は先発すると5回を4奪三振、42球を投げてボール球は7球とストライクゾーンに投げ込んで打たせて取るピッチングを心がけた。

 187cmから投げられるストレートは角度があり、甲子園では抜群の制球力を見せた。そして時折見せる140km/h中盤の速球に威力がありプロも注目している投手。格下が相手とはいえ四球を与える事が無かった事は、飯塚投手の投手としての能力を見せた形となった。

 また、6回からは岸潤一郎投手がマウンドに上がると、こちらはストレート、スライダー、カットボールで打者6人に対して5つの三振を奪う投球を見せた。馬渕監督が今後は打者としてプレーするかもと話した岸選手で、代表チームでも6番レフトで出場し2試合で5出す3安打4打点を挙げている。しかし岸投手は投手として「必要ないんですかね。早く投げたい」と投げたがっていたようだ。

 

打撃陣で明るさも

 また、打撃陣ではこの日は岸選手が登板するということで、ライト・脇本直人選手、センター・徳本健太朗選手、レフト・浅間大基選手という布陣となった。8番に入った徳本選手は内野安打、犠打、四球など2打数2安打を記録、またこれまで2試合で格下を相手にノーヒットに抑えられていた浅間大基選手も9番打者で2ベースヒットなど3安打を記録し復調を見せた。

 4番の岡本和真選手はライト方向へ2本の2ベースヒットを放つなど、ホームランではなくヒットで貢献する打撃を続けている。

 

準決勝は台湾と

 準決勝は台湾と対戦する事が決まった。台湾は予選リーグ初戦の韓国戦で1-9と大差で敗れたが、パキスタンに28-0、タイに21-0で勝利して勢いを増している。

 準決勝の日本vs台湾戦は5日に行われ、高橋光成投手の先発が予想される。いよいよ勝負となる。高校最強メンバーがどんな結果を見せるのか楽しみだ。

 

 

 6回から2番手で登板した岸が、圧巻の奪三振ショーだ。最初の打者を3球三振に斬ると、直球にスライダー、カットボールを武器に5者連続K。最後は三飛と6者連続はならなかったが「(初戦で2安打された高橋)光成みたいにヒットを打たれなくてよかった」とおどけて見せた。

 高橋広監督(59)=鳴門渦潮=から大会前、「力は知っている。他の選手を試すから辛抱してくれ」と諭され、2試合とも左翼手で出場。5打数3安打4打点にも「(投手として)必要ないんですかね…。早く投げたい」。今大会初登板で、ジャパン投手陣最速の143キロをマークした。

 今秋ドラフト上位候補の横浜(神奈川)浅間大基外野手(3年)が3安打の活躍で勝利に貢献した。3回1死二塁。左中間へ先制となる適時二塁打を放つと、4、7回にも広角に打ち分け3安打の固め打ち。6回には相手失策で、この日は4打席すべてで塁に出た。

 浅間は「納得のいくバッティングができました」と笑顔。初戦のタイ戦では無安打に終わり、2戦目のスリランカ戦は先発メンバーを外れていただけに、喜びもひとしおだった。

 やっとトンネルを抜けた。3回1死二塁から先制の左中間二塁打を放った浅間は「きょうに懸ける思いは強かった。納得のいく打撃ができた」と胸をなで下ろした。

 最後の夏は神奈川大会準決勝で東海大相模に敗れ、甲子園出場を逃した。試合間隔が空いた影響もあり、国内合宿中の練習試合では2試合でバント安打のみ。今大会初戦のフィリピン戦でもスタメンで唯一、無安打に終わり、前日はスタメンから外れた。2試合ぶりに9番で先発出場し「タイミングが取れていなかったのでバットの回し方を変えた。感覚的なものですけど」と浅間。4回には左前打、7回にも中前打と3安打を放ち「体が開いて引っ張りにいっていたので(逆方向を)意識した」とコースに逆らわずバットを出した。

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