高校野球宮城大会では、仙台育英の期待のエース・佐藤世那投手が3安打11奪三振で完封勝利を挙げた。
181cm、144km/h右腕
佐藤世那投手は181cmから144km/hを記録するストレートを投げ、特に球のキレは絶賛されている。この日も佐藤投手は「ストレートの回転が良くて、変化球を有効に使えた」と話し、ストレートの回転を重視していることが分かる。
来年の高校生投手の目玉にもなりそうな素質の高い投手として、高校1年時より注目されていた。
仙台育英は今年の夏までのエース・190cmの梅津晃大投手が成長しきれずに、夏は4回戦で敗退し甲子園出場はできなかった。その試合で8回から延長13回まで登板したのが2年生の佐藤世那投手で、6イニングを5安打に抑えたものの13回に勝ち越しのホームランを打たれて敗れている。
夏の悔しさをバネに、素質が注目されていた佐藤投手が成長を見せている。来年の活躍が楽しみな投手。
初回から威力十分の直球を中心に抑え込み、7回まで三塁を踏ませない盤石の投球。0-0の8回に味方が1点を奪うと、9回を3者凡退に仕留めた。公式戦初の9回完封で初戦突破に導いた佐藤世は「ストレートの回転が良くて、変化球を有効に使えた」と笑顔。佐々木順一朗監督(54)も「交代させるポイントも一切なく、代打も出せなかった」と満足そうだった。
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