選手コラム:東海大甲府・高橋周平遊撃手

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 プロ12球団が注目し、数球団がドラフト1位候補にリストアップしている、東海大甲府・高橋周平選手が春季関東大会2回戦、八王子戦に3番で出場しました。

 試合前の守備練習からやはり大物感を見せており、試合中での守備機会が3回ありましたが、華麗なるプレーという感じではないものの、肩の強さを活かしての余裕を持ったプレーをしているように見えました。50m6.6秒というように俊足というわけではなく、守備でも俊敏という感じではない。ただし非常に安定した守備だったと思います。プロでは遊撃手というよりはサードかなという印象を受けました。

 試合中何度か声を出していましたがそれほど積極的に盛り上げようというのではなく、投球間に大きな体を揺らしながらグラウンドを見回す姿は、雰囲気と姿でチームを制する大将という感じ。レフトだけでなくライトからの中継も遊撃手である高橋選手が入るなど、肩の強さなど選手からの信頼感は厚そうです。

 そして注目の打撃ですが、第1打席は初回1アウト2塁のケースで敬遠、まあ仕方ないでしょう。第2打席は先頭打者でしたが内野フライに倒れます。
 そして第3打席、2アウト1塁の場面で深く守るセンターの右横にラインドライブする打球、通常の守備位置なら頭を越した打球だったでしょう。さすがに遠くに飛ばす力があります。第4打席は1アウト1,3塁だったので敬遠、そして第5打席、再び深く守ったセンターに飛んでいきます。捕球できる位置でしたが、風でレフト側に流されて取る事ができず2ベースヒットとなりました。

 2本のセンター方向への2ベースヒットという内容でしたが、相手投手の八王子・塚崎投手も本格派右腕で簡単に打てる投手ではなかったことを考えると、やっぱり素晴らしいと思います。きれいな打球ではありませんでしたが、しっかりしたスイングとパワーによるものでしょう。

 この試合だけでドラフトの目玉クラスという評価は私にはできません。横浜・筒香(2009年横浜ドラフト1位)のようなインパクトは今回は感じませんでした。ただし筒香選手は何度も見る機会があったから、強い印象を受けた場面も見る事ができました。
 何度も見ているスカウトがドラフト1位クラスと評価している所を見ると、もっといろんな機会で見てみたいですね。

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  • コメント

    1. そうですか、ヤクルトファンですか!これを聞いてヤクルトはどうするか。

    2. 周平君。本物。大社含めても野手No1でしょう! 藤沢在住の友人情報では、意中の球団はヤクルトらしい。