東海大系組織がリトルシニアチームを設立、中学から大学まで一貫の野球指導へ

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 東海大が中心となって運営をしている東海スポーツコミュニティクラブが、湘南平塚北リトルシニアを設立した。2月15日からの南関東支部大会から公式戦に参加する。

大学初地域密着スポーツクラブ

 東海スポーツコミュニティクラブは、東海大学の教職員・学生が中心となって運営しており、大学発・地域密着総合型スポーツクラブを目指すとしている。クラブでは東海大学体育学部教員の他にも、将来教員を志す学生、ストレングスコーチやアスレチックトレーナーを目指しスポーツ科学を専門的に学んでいる学生で構成される。

 その組織が今回、少年野球チームの湘南平塚北リトルシニアを設立した。東海大湘南キャンパス野球場を本拠地とし、東海大相模中やその他の中学生チームで構成されるという。監督には2001年に大学選手権で監督として東海大を優勝に導いた伊藤栄治氏が、またトレーニングでは元オリンピック代表の高野進氏なども指導に当たる。

 そして2月15日に開幕する日本リトルシニアの南関東支部大会から公式戦に参加する。

湘南平塚北リトルシニアホームページ

 

系列高校、大学への道も

 今年は東北楽天がリトルシニアチームを設立し、千葉ロッテではサブロー選手、福浦選手が加盟組織は未定ながらも千葉幕張ベースボールクラブを設立するなど、プロ野球側で少年野球チームを設立する動きが出ている。

 そして今回の東海大系のリトルシニアと、新たな動きもみられるようになった。少子化でプロ野球を目指す選手の数も減る中で、いろいろな動きがあるようだ。

 特に東海大は全国に14の系列高校があり、少子化の中で生徒を集める必要がある。野球においても東海大相模、東海大甲府、東海大菅生、東海大四、東海大山形など各地区で強豪校として力を見せているが、これから選手集めが大変になる。

 今回のリトルシニア設立で、選手を育てて系列の高校に進ませ、中学から高校、そして大学へと野球の一貫教育を行う体制にもなる。この取り組みでどんな結果が見られるか、また他の動きにも影響があるかなど注目したい。

 学生野球の名門が、“中高大一貫”の指導を始める。湘南平塚北は、東海大湘南キャンパス野球場(神奈川・平塚市)を本拠地にし、東海大相模中や近隣の中学生でチームが構成される。系列の高校には東海大相模をはじめとする付属校があり、大学を含めれば10年間の一貫指導も可能になる。

 

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