天理・舩曳海選手にスカウト「足はS級」、4番・坂口漠弥選手の一発にもスカウト評価

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 天理高校が強さを見せた。プロ注目の1番・舩曳海選手は8回に痛烈に外野フェンスに転がる3ベースヒットなど4打数2安打3打点、4番・坂口漠弥選手は7回に特大のホームランを放ち、共にプロのスカウトが高い評価をしている。

足の舩曳

 1番バッターでプロが注目している舩曳選手は、この日は3回は、前進守備の野手の間を抜くヒットでタイムリー、そこですかさず盗塁を仕掛けたが、ここはバッテリーに外されてアウトになった。また8回には一二塁間の真ん中を抜けたゴロの打球が外野フェンスまで到達する3ベースヒットで、打球の速さも見せた。

 舩曳選手は、叔父に元横浜ベイスターズで足で活躍した万永氏(現2軍内野守備走塁コーチ)がおり、足に関する遺伝子があるようだ。この日も盗塁失敗などもあったが、千葉ロッテの松本編成統括は「足はS級、久しぶりにこれだけのスピードを見た」と話した。

 足、打撃、守備と3拍子揃った舩曳選手、このセンバツの活躍でプロが近づく。

 

長打力の坂口

 また、4番の坂口選手は183cm85kgの体があり、これまで高校通算28本塁打を放っているスラッガー。昨年より元プロの中村良二氏が天理高校のコーチとなり長打力が磨かれた。この日は7回に外角やや低めのストレートをスイングすると、レフトの深い所のスタンドの中段当たりに飛び込むホームランを放った。

 この日は2打数1安打2打点とヒットはこの1本だったが、北海道日本ハムの芝草スカウトは「すごいパワーを持っている。長打力もあり魅力的な選手には間違いない」と評価した。

 打撃の粗さも指摘されるが、パワーは昨年の智弁学園・岡本和真選手に匹敵するとも言われる坂口選手、高校通算29号ホームランを大舞台で放ち、今年は一気に本数を増やしたい。40本台まで持ってくれば周囲は騒がしくなってくるかもしれない。

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 学校OBの兄・翔さんは3年前の主将で、叔父はDeNA・万永2軍内野守備走塁コーチ。野球一家に育った50メートル5秒9の俊足に対し、ロッテ松本編成統括は「足はS級。久しぶりにこれだけのスピードを見た」と大絶賛した。

 

 「オレの通算本塁打数を超えてみろ!お前はまだ天理で2番目の一塁手や!41本を超えたら一番にしてやるから」

 近鉄や阪神でプレーし、昨年2月からコーチを務める中村良二氏は坂口にハッパをかけ続けてきた。中村コーチは高校通算41本塁打で86年夏の甲子園は一塁手として全国制覇。85年春、86年夏に1本塁打を記録している。坂口はその映像を動画でチェック。スイングスピードに驚いたが「2本を超えて中村さんに自慢したい」と笑った。

 
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