怪物デビュー!清宮幸太郎選手は1安打1打点、4球団スカウト注目

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 早稲田実業の1年生・清宮幸太郎選手が高校野球にデビューした。春季東京都大会3回戦の駒大高vs早稲田実の試合で、清宮幸太郎選手が背番号19、3番ファーストで出場した。この日は4球団のスカウトが視察に訪れていたが、テレビなどマスコミも30人が集まるなど注目のデビューとなった。

4打数1安打1打点

 注目の第1打席はファーストゴロ、第2打席は1アウト満塁で回ってきたもののショートゴロに終わった。そして第3打席は四球を選び、6回の第4打席は再び1アウト満塁を迎える。清宮選手は「打った球は、たぶん曲がったやつ」と話し、変化球をとらえてレフト前にヒット、勝ち越しとなる1打点を挙げた。

 第5打席はセンターフライに終わり4打数1安打1打点、怪物の華々しいデビューとまではいかなかったものの、184cm97kgの体はスタンドで観戦した人の目を引いた。

 

プロのスカウトも注目

 この日は、東北楽天、オリックス、埼玉西武、東京ヤクルトの4球団のスカウトが視察に来ていた。目的はまだ1年生の清宮選手よりも、3年生で通算40本塁打を放っている加藤雅樹選手だったが、東北楽天の長島スカウト部長は早くもビデオで清宮選手を撮影していたという。

 その長島スカウトは「凄い体の子がいるなと思った。スイングが速い。将来はプロで和製大砲になれる逸材。3年間でどれくらいのスケールになるのか楽しみ」と話すと、オリックスの早川大輔スカウトも「1年生の体格じゃない」と体格の良さに注目していた。

 まずはデビューを果たし、これから注目される3年間が始まる。

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 「WASEDA」のユニホーム姿で初々しく躍動した。左打席の清宮がドキドキのデビュー戦で決勝打。六回一死満塁、駒大高の左腕・大山のスライダーを左前に弾き返し、4打数1安打1打点でチームの4回戦進出に貢献した。

 プロのスカウト陣も新・怪物候補にくぎ付けだ。この日のスタンドにはヤクルト、西武、オリックス、楽天の4球団のスカウトが訪れていた。お目当ては早実の4番で主将・加藤雅樹捕手(3年)だったが、見事な高校デビューを飾った清宮にも熱視線。楽天・長島スカウト部長は「1年生ですばらしい体だし、巧い打撃も見せた。3年後、将来が楽しみな逸材」と目を細めた。

 父の清宮克幸氏は、幼少時から幸太郎に「世界」を意識させて育ててきた。七夕の短冊に「世界をとれ!」と書き、高校では「夏は野球で甲子園、冬はラグビーで花園」と“二刀流”に挑ませるつもりだった。しかし「ちょっとおかしいぐらい(打球を)飛ばすんで」と野球専念を選択。「野球で一番になれなければ、ラグビーをやれ」と背中を押した。

 注目ルーキーのデビューにテレビ局3社など30人の報道陣が集まった。ラグビーの名FWだった父譲りの豊かな体格で悠然と打席で構える姿は、まさに威風堂々。4打数1安打1打点に「自分のスイングができなかった」と言いつつも、一塁守備も難なくこなしてフル出場し「良い経験だった。高校はこんな雰囲気なんだとつかめた」と笑顔で振り返った。

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