春季高校野球大阪大会は、履正社が大塚高校を7回コールド7-0で、また大阪桐蔭がPL学園を7回コールド8-1で下し、準決勝進出を果たした。
来年注目2年生左腕
履正社高校は2年生で181cmから144km/hを投げるサウスポーの寺島成輝投手が先発すると、毎回の11奪三振を奪い7回まで無失点に抑えた。チームも6回まで無得点と、0-0が続く苦しい戦いとなったが、7回に一挙に7点を奪い力を見せつけた。
寺嶋投手は、中学時代にボーイズの世界大会で優勝し、高校でも1年夏から登板して結果を残している。この秋から来年のドラフト会議に向けて大いに注目される投手となりそうだ。
また履正社は今年のドラフト候補・永谷暢章投手は登板しなかった。9日に大阪桐蔭と準決勝で対戦する。この試合で登板するかどうか注目したい。
PL学園敗退
一方、大阪桐蔭vsPL学園の試合は7回コールドで大阪桐蔭が実力を見せつけた。PL学園も今年から野球部の募集が停止されているが、昨年までは有力選手が入っており、この日もプロ注目のネイサン グルラジャニ選手がタイムリーヒットで1点を挙げる活躍を見せた。
大阪は、PL学園や関大北陽、上宮、上宮太子、近大付、東海大迎星など強豪がひしめきあう時代から、現在では大阪桐蔭と履正社の2強の状態になっている。2強に対抗するチームの出現を期待したい。
投げては2年生左腕の寺島が毎回の11三振を奪って完封。
六回にインド人の父を持つドラフト候補、ネイサン・グルラジャニ内野手(3年)の右翼線タイムリーで1点を返したが、後続が打ち取られ、反撃の芽を摘まれた。
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