日大三島・小澤怜史投手が149km/h発進、11球団30人のスカウト視察

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 高校野球静岡大会では日大三島が開幕戦に登場し、ドラフト上位候補の小澤怜史投手が先発すると、9回7安打9奪三振2失点で完投し2回戦に勝ち上がった。スタンドには11球団30人以上のスカウトが視察に訪れた。

149km/hに変化球も調整

 この日の小澤怜史投手は「いままでで一番入りができた」と話し、初回から勢いのある速球を投げると、初回は2アウトから外角低めに148km/hを記録した速球を投げて三者三振で立ち上がった。この速球は阪神や福岡ソフトバンクスカウトのスピードガンでは149km/hを記録したという。

 その前後も直球は常時145km/h以上を記録し圧巻のピッチングを見せた。しかし4回までに7点差がつくと、それ以降は球速を抑え、変化球などを交えたピッチングを見せた。初回が良かった事もあり疲れも見せて2失点したものの、9回を投げて7安打9奪三振2失点で完投、2回戦に勝ち進んだ。

 

11球団30人のスカウトも高い評価

 この日は11球団30人のスカウトが訪れた。巨人の山下スカウト部長は「今年の高校生で、これだけスピードを出す子はなかなかいない。上位候補」と話すと、東京ヤクルト・小川SDも「馬力があるし意外と変化球も切れる。指名されるレベルの選手です」と、ドラフト指名確実の評価を下した。

 またドラフト上位候補に名前を挙げる阪神、北村照文スカウトは「尻周りが大きくなったし、やろうとしていることができていた。こういう姿を見たかった」と小澤投手の成長についても評価した。

 

次戦は静岡高校

 2回戦はシードで優勝候補筆頭の強豪・静岡高校と対戦する。この強力打線を抑えるのは相当厳しいと思うが、小澤投手は「スピードは良ければもうちょっと出ると思う。150km/hを出せれば出したい」と全力で静岡高校にぶつかる。

 秋のドラフト会議では高校生屈指の投手としてドラフト3位前後で指名されそうだ。

2015年度-高校生-静岡県のドラフト候補リスト

高校野球・静岡大会(2015):ドラフト注目度A | ドラフト会議ホームページ2015 Draft home page

格の違いを見せつける、圧倒的な投球だった。立ち上がりから日大三島の小沢がフルスロットだ。145、146、147。球場のスピードガンが表示される度、球場が揺れた。そして初回2死走者無し、浜松開誠館の3番・井本輝与虎(1年)に2―2から投げた直球。三振に取った球は148キロを計測した。「真っ直ぐでしっかり押せた」と小沢。2球団のスカウトのガンでは、自己最速の149キロ。静岡最速男は派手に開幕を彩った。

 9回2失点で完投勝利の背番号1。11球団、約30人が訪れたスカウトも高評価だった。「今年の高校生で、これだけスピードを出す子はなかなかいない。上位候補」と巨人・山下スカウト部長。ヤクルト・小川SDは「馬力があるし意外と変化球も切れる。(ドラフト)指名されるレベルの選手です」と目を細めた。

3番・井本を空振り三振に仕留めた直球は、草薙球場のスピードガン表示で自己最速タイの148キロを計測。しかも、5人を投入した阪神のスピードガンでは初回だけで自己最速となる149キロが4球もあり、北村照文スカウトは「尻周りが大きくなったし、やろうとしていることができていた。こういう姿を見たかった」と絶賛した。

6月下旬から、登板前に動きながら行うストレッチを導入。しっかり汗をかくことで「初回に最速が出たのは初めて。手応えがある」と、課題の立ち上がりを克服した。ヤクルトの小川SDも「初回が素晴らしかった。馬力がある」と称賛。阪神の吉野スカウトは「まだまだ伸びしろがある。150キロも出てくるかも」と期待した。

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