専大松戸・原嵩投手が146km/h記録、3回5奪三振でチームのピンチ救う

原嵩, 専大松戸

 専大松戸はかつて藤代や常総学院で甲子園に出場した持丸監督が率い、昨年夏も決勝に進出するなど、甲子園初出場にあと一歩のところまで来ている。しかし、思わぬところで敗れたりという年もあったりする。この日も市川高校に7回に勝ち越され「またか」と思われたが、そのピンチを救ったのは、185cm右腕の原嵩投手だった。

チームを鼓舞するピッチング

 原嵩投手は185cmから148km/hの速球を投げる投手で、昨年まではエース格として登板し、練習試合でも登板はしているものの春の大会では関東大会でわずかなイニングを投げ、今大会でも外野手として出場し登板はこれまで無かった。

 しかしこの日、エースの左腕・角谷幸輝投手が7回に3連打を浴びて1失点し、なおノーアウト1,2塁の場面で、持丸監督はライトで出場していた原投手を呼びマウンドに上げた。

 ブルペンなどで投球練習をしておらず、肩もできていなかったもの、原投手は「守備で肩は作っていた」と話し、送りバントで1アウト2,3塁になったものの、2つの三振を奪いそれ以上の失点は許さなかった。

 その後も雄たけびを上げる気迫のこもったピッチングで、3回を投げて2安打5奪三振で無失点に抑えると、打線が応え8回に2点、9回に3点を奪い逆転で勝利した。原投手の気迫がチームを救った。

 

7球団スカウト視察

 この日は巨人阪神オリックス広島など7球団のスカウトが姿を見せ、原投手が登板するとスカウト達が活気だった。最速は146km/hを記録し、オリックスの早川スカウトは「練習試合での登板はどうかなと思ったが、今日は球も力強い。これくらいは投げられる投手だし、この先の成長が楽しみ」と話した。

 潜在能力は非常に高いものの、投げてみないと分からない状態で、実戦登板も限られて実績も少ない。成長途中にある原投手だが、この夏でどんな成長を見せるのか、そして進路にも注目される。

第97回全国高校野球選手権大会千葉大会3回戦(18日、市川4-8専大松戸、柏の葉公園)千葉3回戦で専大松戸が市川に8-4で逆転勝利。「6番・右翼」で出場した原が七回無死一、二塁から登板。3回2安打無失点に抑えた。広島などのスカウト陣の前で最速146キロをマーク。リードを許す試合展開にも「負けるとは思わなかった。絶対に逆転すると思って投げた」と胸を張った。

専大松戸は市川を逆転で下して4回戦進出。今秋ドラフト候補のエース右腕・原は7回無死一、二塁のピンチから登板して3回2安打5奪三振無失点。「緊張したが直球とスライダーを中心に力で押せたのは良かった」と今夏初登板を振り返った。

専大松戸エース原、窮地救う 日刊スポーツ紙面 2015/7/19

 


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