高校野球奈良大会では智弁学園vs天理の試合が行われ、天理高校が4-1で勝利した。ドラフト候補がいるチーム同士の対戦だったが、プロ9球団のスカウトが視察、最後の夏が終わった智弁学園の廣岡大志選手は、「上でやれるようにしっかり練習していきたい」と話した。
守備も含めて高い評価
智弁学園の廣岡大志選手は、昨年の巨人ドラフト1位・岡本和真選手に続くスラッガーとして、昨年は2年生ながら主軸として春夏の甲子園に出場し、春は3番の岡本和真選手に続く4番を打つなど期待の選手だった。夏の大会では打順は降格し初戦の明徳義塾戦でチームは敗れたものの、9回に岸潤一郎投手に一矢報いるホームランを放っている。
岡本選手のように通算本塁打に注目されるような爆発力は無かったものの、2年時にも守備も評価する声が上がっており、打撃の岡本選手に比べ、総合力で評価されていた。
今大会は1回戦でホームランを放ち、この日の天理戦に臨むと、8回にヒットを放ち、守備で好プレーを連発したものの天理に1-4で敗れ、高校最後の夏が終わった。
将来はプロへ
この日は廣岡選手や天理の選手などの視察に、9球団19人のスカウトが姿を見せた。阪神の山本スカウトは「長打力を評価している。きょうは1安打に終わったけど、評価は変わらない。」と話し、「春に比べて守りの動きも良くなっている。肩も強い」と守備力にも高い評価をしている。
廣岡選手は試合後に、「まだ先のことは分からないですけど、上でやれるようにしっかり練習していきたい」と話し、進路は未定だがプロ志望も視野に進路を決めていくことを話した。将来性の高い内野手としてプロがどのような判断をするか、それを受けて廣岡選手がどんな決断をするか注目したい。
守備でも好プレーを連発し、春から成長した姿を見せた広岡。ネット裏にはプロ9球団19人のスカウトが駆けつけ、阪神・山本スカウトは「長打力を評価している。きょうは1安打に終わったけど、評価は変わらない。春に比べて守りの動きも良くなっている。肩も強い」と評した。
最後の夏を終えた広岡は大粒の涙をこぼしながら「素晴らしい仲間と素晴らしい監督さんに出会えて良かったです。まだ先のことは分からないですけど、上(プロ)でやれるようにしっかり練習していきたい」と語っていた。
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