高校野球大分大会では、大分商の148km/h右腕・森下暢仁投手が3回戦に登板し、6回を1安打無失点と安定した投球を見せた。
6回67球
この日は最大瞬間風速14m以上の強風の中での試合となり、森下暢仁投手もバランスを考えながらの投球となったが、95km/hのカーブなどを織り交ぜたピッチングで、大分高専打線に1安打しか許さなかった。
2回戦は最速148km/hを記録し110球を投げたが、この日は6回を投げて67球、三振を奪えるスライダーを封印し緩急をつけて打たせて取った。これから中1日での試合が続くため、渡辺監督から「5分の力で投げろ」と指示もされていたという。18アウト中10を内野ゴロに仕留め、思惑通りのピッチングだった。
それでも、6回2アウトからこの日最後の打者には2球続けて最速となる143km/hを2球投げるなど、速球の力も見せていた。
スカウトが評価
この日は福岡ソフトバンク、阪神、中日などのスカウトが訪れた。福岡ソフトバンクの福山スカウトは「これだけ風が強い中で、どの球もバランス良くコントロールされていた。手先が器用。」と評価した。
抜群の投球感覚があり、力を入れてもある程度コントロールができる森下投手、まだ体を一回り大きくさせたいという印象もあるが、即戦力としての期待もできる投手だと思われる。福岡ソフトバンクを中心に2位前後での指名に向けて、各球団動く事になりそうだ。
森下、大人の投球で8強 西日本スポーツ紙面 2015/7/21
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