県岐阜商・高橋純平投手が登板せずに敗退、「次のステップで」

県岐阜商, 高橋純平

 高校野球岐阜大会では準決勝が行われ、斐太高校が県岐阜商に勝利した。県岐阜商の高橋純平投手は登板せず、高校最後の夏を終えた。

登板させず

 小川監督は試合後に、「きょうはどんな流れであれ、出すつもりはなかった。悔いの残る夏大会になったかもしれない」と話し、高橋純平投手を登板させないことを決めていた。準々決勝で高橋投手をマウンドに送ったものの本来の投球とは程遠く、無理をさせれば左足をかばってフォームを崩し、肘や肩に負担がかかる可能性もあった。

 センバツで150km/hを越す速球を投げ、夏に向けても順調に成長を見せていた。けん制やクイックなどもプロのスカウトが唸るほどの技術を身に付けた。万全の状態で夏を迎える感じだった。しかし7月上旬に左足の肉離れ、予想もできない故障により、最後の夏は1回2/3で2安打無失点という投球成績で終わった。

 

次のステップへ

 試合後に高橋投手は、「足を早く治して、この夏投げられなかった分、次のステップで悔しさを晴らしたい」と話した。次のステップはまずは8月下旬に日本で開催されるU18W杯、最後の夏に届かなかった甲子園でも開催が予定されており、高橋投手の故障もその頃には治っているだろう。代表選出はほぼ確実といえる。

 そしてその先はドラフト会議という事になる。進路は既にプロ入りでほぼ決定しており、後は何球団がドラフト1位で指名するかという事だろう。

 この日も東京ヤクルト北海道日本ハム阪神など6球団8人のスカウトが視察、東京ヤクルト小川SDは「ケガは時間が経てば治せる。これから投げる機会は減ってしまうけど、持っているものはすばらしい。変わらない」と評価が変わらない事を話し、中日の清水スカウトも「ずっと見てますから評価は変わらない。体を休めてほしい」と話した。

 北海道日本ハムは吉村チーム統括本部長兼GMが視察、「今が底の状態でも、評価は変わらない」とこちらも評価が変わらないことを強調した。

 

何球団が1位指名か

 既に阪神、中日はドラフト1位指名がほぼ確実といえ、千葉ロッテも1位指名が濃厚、さらに東京ヤクルトは昨日のドラフト1位報道の他に、小川SDが何度も足を運び1位指名の可能性が高く、北海道日本ハムも県岐阜商出身の熊崎スカウトが常に高橋投手の情報を把握し、吉村GMも視察をしていることで、ドラフト1位の指名の可能性は高い。

 これで5球団、さらに巨人埼玉西武オリックス福岡ソフトバンク東北楽天横浜DeNAも評価は高い。横浜DeNAは左腕投手の獲得を目指す一方で、砂田投手、石田投手といった左腕が台頭した事からエース候補の獲得も視野に入れる。広島上原健太投手のドラフト1位指名が濃厚。

 秋の大学生や社会人の投球待ちという所もあるが、このままいけば8球団前後の1位指名になる可能性がある。

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 「課題を1つ1つ乗り越えて日々、回復しているのを感じながら、調子は徐々に上がってきていた」と自身を振り返る。7月上旬に左太もも裏を肉離れ。21日の準々決勝の中京戦での復帰を目標に調整し、七回から1回2/3を2安打無失点。最速は144キロを計時も、本調子にはほど遠かった。

 小川監督は「きょうはどんな流れであれ、出すつもりはなかった。悔いの残る夏大会になったかもしれない」と話した。

試合終了後、泣き崩れるチームメートの肩を抱き、慰めた背番号1。「負けはしたが、みんな全力でやってくれた。胸を張って帰ります」。投球回数は1回2/3、投じた球数はわずか24。あまりにも短すぎる最後の夏だった。

ネット裏では、プロ6球団8人のスカウトが見守った。日本ハム・吉村チーム統括本部長兼GMは「今が底の状態でも、評価は変わらない」。競合必至の世代NO1投手に疑いはない。

 今春センバツ8強の際に使用したグラブ、ユニホームは甲子園歴史館に寄贈予定。U18W杯(8月28日から甲子園ほか)の日本代表にも、エースとして選出濃厚だ。「足を早く治して、次のステップで悔しさを晴らしたい」。舞台はすぐにやってくる。


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