東海大相模・吉田凌投手が6回2/3で10奪三振、6球団スカウト高い評価

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 高校野球神奈川大会、東海大相模は日大藤沢に7回コールド8-1で勝利し、強さを見せつけた。この日は吉田凌投手が先発し、6回2/3を4安打10奪三振で1失点に抑えた。

右のエース

 東海大相模は、150km/hを記録した小笠原慎之介投手がエースとして活躍するが、準決勝は右のエース・吉田凌投手が先発、こちらも6回2/3で4安打10奪三振1失点と好投を見せた。神奈川大会の準決勝となると当然相手も強い。本来ならば、準々決勝あたりからはエースが連投する感じになるが、小笠原投手も吉田投手も先発させれば抑えてくれる安心感がある。

 この日は初回に得意のスライダーで2三振を奪う。昨年夏の決勝では先発して20奪三振を記録したが、当時はワンバウンドのスライダーでも空振りを奪えたが、その後研究されて空振りが奪えなくなっていたという。そこで勢いだけでなく精度を高め、ストライクゾーンからボールになるスライダーを習得した。

 

 しかし、昨年の決勝同様にこの日も6回2アウトで、2年生の北村朋也投手にマウンドを譲った。北村投手の調整登板という事もあるだろうが、このあたりの門馬監督の意図はわからない。

 

6球団スカウトも高い評価

 吉田投手は151km/hを記録しているものの、今年は140km/h前半が最速で、この試合も最速は141km/h止まりだった。それでもプロのスカウトの評価は高い。この日は6球団のスカウトが視察し、巨人・長谷川スカウトは「一時より真っすぐが良くなってきた。これだけ三振の取れるボールがあるのはすごい。投げること以外のフィールディングやクイックなどが成長している。」と話すと、千葉ロッテ・松本編成統括は「今年初めて見ましたが、やはりセンスがいい。プロの1軍投手の条件になる指先の感覚が素晴らしい。だから制球もいい。体力がアップすればもっと伸びてくる。」と話した。

 150km/hの速球を投げてきた時よりも評価は落としてはいるだろう。それでも故障などにより球速が落ちたものではなく、変化球もあり投手としてのセンスも評価されている。少しのフォームの調整で球速も150km/hまで戻るかもしれない。スカウトがそのように評価すれば、高橋純平投手と並んで評価された吉田投手だけに、ドラフト会議では3位から4位で消える事になりそうだ。

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ネット裏には6球団が集結。春まで不振に陥っていたが、巨人・長谷川スカウトは「良くなってきているし、これだけ三振の取れるボールがあるのはすごい」と復調ぶりを評価。ロッテ・松本編成統括は「プロの1軍投手の条件になる指先の感覚が素晴らしい。だから制球もいい」とうなった。

東海大相模・吉田が代名詞のスライダーを低めに決め、6回2/3を4安打10奪三振。7回に今夏初失点し、連続無失点は19イニングで止まったが7回コールドの圧勝を呼んだ。「思った以上にしっかり投げられた。1点取られたのはもったいなかったけどチームが勝てて良かった」と静かに喜んだ。

巨人など国内6球団のスカウトが集まり、OBの巨人大田も後輩を見守った。スカウトのコメントは以下の通り。

 ロッテ松本編成統括 今年初めて見ましたが、やはりセンスがいい。体力がアップすればもっと伸びてくる。

 巨人長谷川スカウト 一時より真っすぐが良くなってきた。投げること以外のフィールディングやクイックなどが成長している。

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