花巻東・高橋樹也投手が、専大松戸を相手に129球で2失点完投勝利を挙げた。最速は140km/h止まりも10三振を奪い、その素質の良さをプロのスカウトが評価した。
制球重視も「高校生離れしている」と評価
この日の高橋樹也投手は、最速でも140km/h、130km/h前半の球をコーナーに投げ分け、持ち味の多彩な変化球で10三振を奪った。8安打を許したもののそれ以上に相手に何もさせないような安定したピッチングを見せた。
この投球に巨人の山下スカウト部長は「左投手で左右に投げ分けられる。高校生離れしている」と投球術を高く評価した。
他球団スカウトも素質注目
また他球団のスカウトも、コントロール、投球術、腕の振り、投げるセンス、冷静な正確、腕のしなりや指先の感覚といった、いろいろなポイントに良い評価ををしている。
◎北海道日本ハム・今成泰章スカウト:「投球術は大谷よりもいいものを持っているんじゃないか」
◎オリックス・中川隆治スカウト:「腕の振りがいい。面白い素材」
◎千葉ロッテ・松本編成統括:「体はまだできてないけど、投げるセンスがある」
◎東京ヤクルト・鳥原チーフスカウト:「高校生の左腕なのに、淡々と冷静に投げるのがいい。コントロールに全く苦しまないのもいい」
◎東北楽天・長島スカウト部長:「腕のしなり、指先の感覚の鋭さがあるから器用に操れる。高校生左腕として完成しているように思う」
球速も146km/hを記録している高橋投手は、このままで体を作っていければプロでもやれる左腕投手になりそうで、プロ志望をすればドラフト会議で指名がありそうだ。
最速は140キロ止まりだったが、129球を投げての完投勝利。4回に3失策が絡んで2失点したが、自責点は0だった。日本ハム・今成泰章スカウトは「投球術は大谷よりもいいものを持っているんじゃないか」と話し、オリックス・中川隆治スカウトも「腕の振りがいい。面白い素材」と評価した。
制球重視のため140キロ台を記録したのは、129球のうち2球。それでも巨人・山下スカウト部長は「左投手で左右(のコース)に投げ分けられている。高校生離れしている」と評価した。
ネット裏に陣取ったスカウト陣が、高橋の投球に視線を送った。ヤクルト・鳥原チーフスカウトは「高校生の左腕なのに、淡々と冷静に投げるのがいい。コントロールに全く苦しまないのもいい」と制球のよさを評価。楽天・長島スカウト部長は「腕のしなり、指先の感覚の鋭さがあるから(球を)器用に操れる。高校生左腕として完成しているように思う」と分析した。
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