創志学園の高田萌生投手は、1年生の時に150キロを記録し、センバツ出場選手では大阪桐蔭の左腕・高山優希投手と並んで最速。甲子園では大会最速の154キロを目標とした。
右の好投手タイプ
高田萌生投手は中学時代は軟式の強豪・明徳義塾中に進んでプレーし、高校は地元岡山の創志学園に入学した。すると1年生でいきなり150キロを記録し、じわじわと話題になっていたが、昨年秋はエースとしてチームを中国大会優勝に導き、勝ち上がれる投手としても評価されるようになった。
明治神宮大会では初戦で敦賀気比と対戦し、山崎颯一郎投手と投げ合った。その試合では140キロ前半から中盤の速球を軸に8回で7奪三振も8安打を許し5失点で敗れた。球威では山崎投手に勝るとも劣らなかったが、適度に荒れ球だった山崎投手に対し、オーソドックスなフォームからきれいな速球を投げる高田投手の投球は、全国屈指の打線を誇る敦賀気比にはあわされていた。
150キロといっても力いっぱい投げるのではなく、しっかりとした下半身から楽なフォームで投げる好投手タイプで、思い切り投げれば150キロは出てくると感じた。
冬に左すね疲労骨折
その高田投手はこの冬に社会人チームの東芝の練習に参加し、インターバル走ではすべてトップでゴールをした。しかし走り過ぎにより左すねの疲労骨折が判明した。すでに完治しており甲子園での登板は問題ないが、今年成長した投球を見せられるか、甲子園で注目したい。
高田投手には中日の音スカウトが「もう少し柔らかさが欲しいが、はまった時はいい真っすぐがアウトコースに決まる。」と話し、「センバツで安定して144キロから145キロが出せれば、注目度はもっと上がる」と話した。
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