木更津総合・早川隆久投手が10奪三振2失点完投、千葉ロッテが高い評価

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木更津総合の早川隆久投手も好投を見せた。球場表示は140キロを記録し、3回にはノーアウト満塁の場面で3番から5番までを三者三振に仕留め無失点に抑えた。早川投手には千葉ロッテのスカウトが注目をしている。

抜群の投球

2回には打者2人を、3回にはノーアウトで満塁にするなど調子としてはあまりよくなかったかもしれない。しかし、そのノーアウト満塁の場面で一球一球を考えて配球し、最後の決め球では雄たけびを上げてバッターに立ち向かった。3番から5番のクリーンナップを三者三振に仕留め、早川投手が試合を牛耳った。

その後も6安打を許して7つの四死球を与えた。札幌第一打線もかなり研究をしていたし、早川投手もキャッチャーの構えたところに行くボールと、大きく外れるボールが多くばらつきがあった。しかしそこから10三振など粘りの投球で2失点に抑え、昨年秋の関東NO.1左腕らしいピッチングを見せた。球数は130球だった。

ここぞというところの決めに行くときの球の力強さとコントロールに、将来性を十分感じさせる投球だった。

千葉ロッテスカウト評価

早川投手はこれまでの最速は142キロ、この日は場内表示は140キロで、アストロズのスピードガンは145キロを記録したという。

千葉ロッテの永野チーフスカウトは「体の使い方がうまい。順調に筋力がつけば将来性十分」と評価した。東京ヤクルトの小川SDも「うちのスピードガンでは最速144キロを計測しており、試合のポイントとなる場面で三振をとれるのは大きい。」と話し、「序盤は少し制球がアバウトな面もあったが、夏に向けての成長、充実が楽しみだ。」と話した。

昨年、千葉ロッテがドラフト3位で指名した成田翔投手は、力強いストレートと鋭い変化球を持っていた。そして甲子園で好投し、侍ジャパンU18代表でも実績を積み、プロ入りをかなえた。

早川投手も現時点では、大学社会人で磨いてと考えるスカウトも多いと思うが、やっぱりすぐにプロに、と思わせるようにこのセンバツ、そして夏、侍ジャパンU18代表と実績を積んでほしい。

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0―0の3回。無死満塁の大ピンチで相手の主軸を迎えた。それでも「力でねじ伏せる」と直球で押し、3者連続三振。「昨年だったら変化球で逃げていた。直球勝負できた」。球速は自己最速にあと2キロと迫る140キロを計測した。

エースの早川が胸を張った。三回。安打とバント安打、四球で無死満塁とされ、クリーンアップを迎えた。一気にギアが上がる。3番・高階を直球で見逃し三振に斬り、4番上出(かみで)は外角高めの136キロ、5番兼村は内角高めの133キロの直球で空振り三振に仕留めた。3者連続三振で大ピンチを脱した。

巨人などで活躍した高橋尚成のイメージで、とにかく腕の振りが目立った。パワータイプではなく、ゆったりとしたテークバックから打者を目がけて腕の振りが速く、ボールへの指のかかりもいい。うちのスピードガンでは最速144キロを計測しており、試合のポイントとなる場面で三振をとれるのは大きい。

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