大阪桐蔭・高山優希投手、この日は変化球投球もプロスカウト絶賛

大阪桐蔭, 高山優希

大阪桐蔭の高山優希投手がセンバツ大会で土佐高校との初戦に臨み、8回2安打8奪三振で無失点の好投を見せた。この日は150キロのリリーフスタイルではなく、変化球を交えた先発スタイルだった。

150キロを生かして

この日の高山優希投手の投球は、昨年秋も先発の時に見せていた140キロ前後の速球と変化球を織り交ぜるピッチングの方で、それよりも変化球が多いようにも見えた。明治神宮大会の準々決勝では8回1イニングに登板したときに150キロを記録し、土佐高校も150キロ近くの球を想定していたかもしれない。「独り歩きしている150キロを利用さえていただきました」と、その数字を武器に変化球で好投を見せた。

どちらのスタイルで投げるか、または冬の練習で両方が融合した形が見られるかと思ったが、基本的には昨年秋と変わらない印象を受けた。球場の表示は139キロ、巨人のスカウトのスピードガンでは144キロを記録した。身体が強く、棒のようにしっかりした軸から回転で、強い球を投げられるしもっと速い球も投げられると思う。しなやかなフォームではないが、辻内投手のような固さではなく、下半身が強くなれば自然に下で力を受け止められるようになると思う。

高山投手は「次はもっと初回から強いボールを投げていきたい」と話したが、これもブラフで、この日と同じようなピッチングとなるのではないかと思う。そしてどこかで短いイニングを投げるときに再び全力の投球をみせるかもしれない。

相手チームも、そしてプロのスカウトも手玉に取る高山投手の登板に注目したい。

プロスカウト絶賛

視察したプロ野球のスカウトのコメントは以下の通り。

巨人・山下哲治スカウト部長:「まだ粗削りだけど、落差のあるカーブがいいね。うちが測って最速144キロ。体がもう一回り大きくなれば、ダイナミックさに力強さが加わるだろう」

中日・中田宗男スカウト部長:「本質的にはテクニック型の投手。球速も段階を踏んで上がるだろう。安定感があって、試合をつくる力がある。」

中日・米村スカウト:「球速は違うけど、3年間投げ続けた体の強さは近いものがあるし、同じタイプといえば同じタイプ」

横浜DeNA・吉田孝司スカウト部部長:「投手向きのいい体をしている。手足が長い。柔らかさが出てくればもっといい。可能性を感じるね。」

東京ヤクルト・小川淳司SD:「能力の高さを感じる。これからさらに伸びてくるだろうし成長が楽しみ」

福岡ソフトバンク・稲嶺スカウト:「あの身長、長い手足は大きな武器。これから夏に向けて力をつけていって、どう成長するか楽しみ」

東北楽天・長島スカウト部長:「貴重な左腕だし素材が良い。もっと良くなると思うので夏まで追っていきたい」

埼玉西武・渡辺SD:「左投手らしい左投手という印象。夏に150キロが見られるだろう」

千葉ロッテ・永野チーフスカウト:「体のサイズ、リーチの長さがあって球持ちもいい。目立ったのはカーブかな」

オリックス・内匠スカウト:「これから夏にかけて楽しみ。あれだけの素材。高い能力はわかっている」

広島・田村スカウト:「大阪桐蔭の高山はとんでもないポテンシャルを秘めた投手だと思う。細身で腕が長くて上半身がしなやか。リリースポイントも前の方だから、打者としては1メートルほど前から投げられているように感じるのではないか。そのせいで打者は球速表示以上に詰まらされたり、差し込まれていた。」

センバツ高校野球大会第4日目の対戦カードと注目選手 | ドラフト会議ホームページ2016 Draft home page

2016年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト

大阪桐蔭高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

「看板」を最大限に利用する頭脳的な投球で150キロ左腕がスコアボードに0を並べた。この日の最速は巨人のスピードガンで計測した144キロだったが、球場表示は139キロ止まり。マウンドで仁王立ちしたのは、剛球をイメージする土佐打線の裏をかいた「柔」の高山。

プロ注目の最速150キロ左腕・高山優希投手(3年)が8回を2安打無失点に封じ、8三振を奪う力投を披露。阪神などのスカウト陣からも称賛の声が上がった。

今年は最速156キロの創価大・田中ら大学生右腕が目立つ一方で、高校生は左の好投手がそろった。高山と前日の試合で2失点完投した木更津総合・早川、花咲徳栄・高橋昂。タイプは違うが、3人とも腕の振りがいいのが魅力だ。 


PAGE TOP