創志学園・高田萌生投手が149キロ、甲子園完投勝利

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創志学園の高田萌生投手が149キロ速球で強打の東海大甲府をねじ伏せた。プロスカウトからは今大会NO.1の声もあがった。

終盤に力みせる

高田萌生投手は序盤、腕の振りも投げる球もやや緩い感じで、2回には2安打で1失点、球速は144キロを記録していたものの、昨年秋の明治神宮大会で初戦で敗れたときのような投球を見せていた。

しかし5回に味方が4点を奪い逆転をすると、監督からベンチで「ちゃんと野球をやろうや」と喝を入れられ、そこから腕の振りが良くなり5回から9回までの5イニングで許したヒットは2本に抑えた。9回には場内表示で146キロを記録、巨人スカウトのスピードガンでは149キロを4度記録した。

それでもストレート自体は高田投手も納得をしていないようで、「次はもっと速い球を投げられる」と話す。元々しっかりした下半身があり、しっかりとした土台に抜群の安定感があった。そしてこの春は、腕を振ってもきっちりと打者の内角に投げきることができ、また切れ味鋭いスライダーも披露するなど、投手としての総合力がかなり高くなった印象だった。

プロスカウト絶賛

プロのスカウトからも絶賛の声が挙がる。

横浜DeNA・吉田スカウト部長:「スライダーが良かった。フォームが素晴らしい。投球フォームができあがっている。体を鍛えればまだまだスピードは上がってくる。変化球は特にスライダーがいい。直球と同じ腕の振りで出てくる。十分候補になってくる存在。」

巨人・山下スカウト部長:「後半は切れがあって素晴らしい投球だった。腕が振れて体幹も強い。150キロが出るのも納得。うちのスピードガンでは最速149キロ、140キロもコンスタントに出ていた。変化球にもキレがある。昨秋の明治神宮大会からのひと冬で安定してスピードを出せ、制球が整うようになった。高校生の右投手では間違いなくトップクラス。夏にどう伸びてくるか楽しみ」

広島・苑田スカウト統括部長:「フォームがいいから故障しなさそう」

阪神・畑山球団統括スカウト補佐:「投球にリズムとテンポ、躍動感があった。スライダーは空振りが取れる。去年の秋に神宮で見たときよりもフォームのバランスが良くなっている。しっかり腕も振れるし球に力もあり一つひとつの球にいいものがある。やはりいい投手。投球に強弱をつけていければまた違う投球ができる。」

東京ヤクルト・小川SD「この大会で一番の投手。最初は硬さが見られたが途中から本来の姿。体がしっかりしてくればスピードはもっと上がると思う。けん制もクイックも良く、投手としての資質を兼ね備えている。楽しみな投手が出てきました。」

北海道日本ハム・大渕隆アマスカウトディレクター:「力強い球が来ている。ギュッと曲がるスライダーがいいね。打者に向かっていく姿勢もいい。集中して試合を管理している。」

中日・中田スカウト部長:「本来の直球ではなかったが、変化球主体で打ち取って投手としてのセンスの高さを感じた。球速がある投手は直球の調子が良くないと自滅するのが多いけど、切り替えて変化球を選択した。違う一面も見られた。」

千葉ロッテ・永野チーフスカウト:「バランスがよく、完成度の高い高校生投手。松坂のデビュー戦を思い出した。将来性は一番あるんじゃないか。」

オリックス・内匠スカウト:「松坂に似ているよね。これから夏に向けても成長するだろうし、楽しみです」

西武・前田スカウト部長:「横浜高からウチに入って来た時の松坂にそっくり。序盤から変化球が多かったが、真っすぐは来ていた」

次の試合でも夏にかけてもまだまだ成長を見せてくれそうで、最終的にはドラフト上位に入ってくる可能性が高い投手だと思いました。

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視察したプロスカウト陣も“萌えた”。ネット裏の巨人のスピードガンは、今大会最速の149キロをたたき出した。巨人・山下スカウト部長は「変化球にキレがある。(140キロ台の速球も)コンスタントに出ていた。夏にどう伸びてくるか楽しみ」と高評価。広島・苑田スカウト統括部長も「フォームがいいから故障しなさそう」と素材の良さにうなずいた。

敵が巨大なほど燃えるのが高田だ。最速150キロ右腕は強打の東海大甲府を相手に被安打7の1失点で完投。9回、福武を見逃し三振に仕留めた外角直球はこの日最速タイの146キロを叩き出した。巨人のスピードガンでは149キロが4球。終盤にグングン威力を増した直球と鋭い曲がりのスライダーで4併殺を奪った。“松坂2世”と形容される新スター候補が鮮烈デビューを飾った。

<阪神畑山球団統括スカウト補佐> やはりいい投手。投球のリズムが松坂投手を思わせる。しっかり腕も振れるし、球に力もある。投球に強弱をつけていければ、また違う投球ができる。

 <DeNA吉田スカウト部長> スライダーが良かった。投球フォームができあがっている。体を鍛えればもっと良くなる。

0-0の二回には先制点も献上するなど序盤は苦しんだ。しかし、中盤以降は変化球主体に“変身”。終盤は再び直球中心に切り替え、九回にはこの日最速タイの146キロの直球で見逃し三振を奪った。

序盤は小さくまとまっているように思ったが、中盤からダイナミックさが出て、肩周辺の可動域の広さと腕の振りのよさが目についた。四球は2個だけで制球もよく、104球で投げ終えた。九回の先頭打者から三振を奪った球は、この日最速の146キロ。スタミナも問題ないだろう。

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