東海大市原望洋の島孝明投手が153キロを記録した。スカウトからは「ドラフト1位もある」と声が挙がり、一気に注目選手へと駆け上がった。
153キロ
島孝明投手は高校1年時にチームが甲子園に出場し、ベンチ入りしたものの登板はなかった。2年生となった昨年は主にリリーフとして投げていたが、夏の千葉大会4回戦・習志野戦では先発を託されたものの、2回3安打3失点で降板している。最速142キロの直球を投げる好投手という評価だった。
しかし11月の練習試合で145キロ以上を連発する投球を見せると、身長・体重ともに成長したこの春は148キロ、152キロを記録したといわれていた。そしてこの日の春季千葉大会準々決勝の市立船橋戦では14-2と点差が開いた場面で登板すると、最速は153キロを記録、スポーツ紙には平均で150キロを記録したとある。また広島の尾形スカウトが「スライダーも135キロ。」と話した。
9球団スカウト絶賛
島投手はこの日の投球について「バットに当てられている。キレがまだ足りない」と話し、153キロについては「そんなに出てました?」と話したが、視察した9球団からは絶賛の声が挙がった。
中日・石井スカウトは「直球は高校生で一番じゃないか」と話すと、広島・尾形スカウトは「馬力が違う。1位もある」とドラフト1位候補クラスの評価をした。
島投手は今日、センバツベスト8の木更津総合と対戦し、早川隆久投手との対戦も期待される。この試合の内容によっては、今年のドラフトの行方が大きく変わるかもしれない。
「バットに当てられている。キレがまだ足りない」。辛い自己評価とは対照的に、視察した9球団のスカウト陣は絶賛だ。中日・石井スカウトが「直球は高校生で一番じゃないか」と話せば、広島・尾形スカウトは「スライダーも135キロ。馬力が違う。1位もある」と、目を見張った。
コメント