聖徳学園・長谷川宙輝投手に11球団スカウト視察、6回1安打11K快投

聖徳学園, 長谷川宙輝

高校野球西東京大会ではプロ注目のドクターK左腕・聖徳学園の長谷川宙輝投手が登板した。長谷川投手は6回を投げ1安打11奪三振と圧巻の投球を見せ、視察に訪れた11球団のスカウトも高く評価をしている。

ドクターK

聖徳学園はかつて江藤選手などを輩出した関東高校が前身だが、近年はそれほど目立った記録はのこしていなかった。しかし今年はプロのスカウトが足を運ぶ投手がいる。長谷川宙輝投手は昨年秋の大会で1試合20奪三振を記録、投げる試合ではほとんど2ケタ奪三振を記録する。鋭いスライダーが武器で松井裕樹2世と呼ばれる事もある。

この日の多摩工戦では先発すると1回先頭打者から2回まで6者連続三振を奪い、その後も三振を奪い続け4回まではノーヒットピッチングを見せた。しかし5回に1安打と味方の2つのエラーで1アウト満塁のピンチを迎える。それでも長谷川投手は動じずに、「走者が出ると三振を取りたくなる」と狙って直球勝負で2者連続三振で無得点に抑えた。

球速は142キロを記録、6回1安打11奪三振の快投だったが長谷川投手は、「あんまり良くなかった。60点。三振を取りたいときに取れて良かったけど、ボール先行になった」と辛口の評価、まだまだこんなものではないという意気込みを見せた。

11球団20人スカウト視察

この日は11球団20人のスカウトが視察に訪れた。千葉ロッテ・永野吉成チーフスカウトは、「あのスライダーを高校生が打つのは難しい。プロでも成功するようなスライダー。空振りを取れるスライダーがあるのは左投手の大事な要素。楽天の松井投手にタイプは似ている。Aクラスの投手ですね。秋のドラフト指名は確実だろう」と話し、ドラフト指名確実の投手と評価した。

また横浜DeNA・武居スカウトは「テークバックが小さく、ボールの出所が見えにくい。スライダーも低めにコントロールされていた」と評価し、広島の尾形スカウトも「腕の振りが柔らかくてしなやか。ドラフト候補に入ってくる素材です」と評価した。

昨年、千葉ロッテは秋田商の成田翔投手をドラフト3位で指名しているが、三振を奪える変化球を持つ投手として、長谷川投手にも注目をしている。

次戦は強豪の国学院久我山が相手、どんなピッチングを見せるか注目される。

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知る人ぞ知る、西東京のドクターK。昨秋の東京都大会はブロック大会で敗れたものの、初戦の日本工大駒場戦で20三振を奪い、プロの注目を浴びる存在になった。この日、ネット裏から視線を送ったのは11球団。ロッテ・永野チーフスカウトは「あのスライダーを高校生が打つのは難しい。楽天の松井(裕)投手にタイプは似ている。Aクラスの投手ですね」と高く評価した。

「西東京No・1左腕」の呼び声高い逸材の視察に、国内11球団20人のスカウトが集結。「少し力が入っちゃった」と振り返ったが初回先頭から6者連続三振を奪った。5回1死一塁から初安打となる左前打を浴び、1死満塁のピンチを背負うも直球で2者連続三振。「スイッチを入れないと流れがいってしまう。走者が出ると三振を取りたくなる」。毎回奪三振と実力を発揮した。

視察したロッテ・永野チーフスカウトは「スライダーが特に良い。(プロ志望届を出せば)秋のドラフト指名は確実だろう」と高く評価。それとは対照的に長谷川の自己評価は辛口だ。ネット裏に集まったスカウト陣はサウスポーの視界にも入った。「あまり意識しないようにしていましたが、力んでしまいました。(きょうの投球は)60点です」と決して満足はしなかった。


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