須磨翔風の才木浩人投手は、強豪の報徳学園戦に登板したが、終盤に突き放され5失点し敗れた。この試合には阪神が6人態勢で視察するなど12球団25人のスカウトが視察した。
終盤に崩れる
才木浩人投手は187cmの本格派右腕で、腕をしならせて投げるきれいなフォームと146キロの速球などに高い評価をされていた。先日の初戦では5回1安打5奪三振の投球を見せていた。
この日は強豪の報徳学園が相手、才木投手は5回まではリラックスして投げており、右バッターのアウトローにストレートが決まっていた。しかし6回、味方が同点に追いつくと「3人で終わらせてやろう」と力みが入り、高めに浮いた速球を場外に運ばれた。またその後も7回、8回に1失点し、1-5で敗れ才木投手の高校野球が終わった。「疲労もあった」と才木投手は話した。
プロスカウトは絶賛
先日の試合は9球団20人のスカウトが、そしてこの日は日米12球団25人のスカウトが視察した。そのうち阪神は6人態勢で視察をしている。
その阪神の熊野スカウトは「今年一番の出来。将来性も含めて上位に入ってくると思う」と評価した。広島の苑田スカウト統括部長も「腕も肘も柔らかくバランスがいい」と素質を評価した。
才木投手は卒業後について聞かれると、プロ志望届について「正式には決めていませんが、志望届は出そうと思っています」と話した。この日の投球も含めて評価は上がったとみられる。3位での指名となりそうだ。
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広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「腕も肘も柔らかくバランスがいい」と評価した。プロ志望届について、才木は「出そうと思います」と次のステージを見据えた。
「卒業後の進路については監督とこれからお話ししますが、志望届を出すと思います。まっすぐのキレで勝負できる投手になりたい」と語った。
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