九州BIG3に名前が挙がる九州産業の梅野雄吾投手が登板し、最速150キロを記録した。8回6安打9奪三振の投球に視察した12球団20人のスカウトも高い評価をしている。
不調も
梅野雄吾投手は最速154キロを記録する投手で、都城の山本由伸投手、れいめいの太田龍投手などとともに九州BIG3に名前が挙げられている。その梅野投手だが6月上旬に肺炎にかかって20日間も練習を休み、大会直前の練習試合でようやく登板して夏に間に合わせていた。
この日は5回に150キロを記録、自分でも投げた後に振り返って球速を確認するほど手ごたえのある球だったが、この球が2アウト満塁からの押し出しとなるなど6四球を与え、3人で抑えたのは2回だけだった。「無駄な球も多くてあまりよくなかった」と梅野投手は話す。
しかし3回は満塁のピンチを防ぐと4回も1アウト3塁となったものの冷静にスクイズを外した。またバント処理で素早く2塁でアウトにするなど好フィールディングも見せ、8回1失点に抑えた。8回6安打9奪三振6四死球1失点という内容だった。
12球団22人スカウト
この試合には12球団22人のスカウトが視察に訪れた。中日の中田スカウト部長は「高校生でトップクラス。球速はこれからもっと出るだろうし、とんでもなく速い球を投げる素質がある。パワーがあるしフィールディングもいい。素材では一級品、ドラフトの上位候補にもなりうる」と高い評価を示した。
高い身体能力があり、打撃次第では内野手としてという期待も起こさせる梅野選手、まずは「やっぱり甲子園。」と話した。
実戦は大会前の練習試合で5回を投げただけ。それでもここ一番でギアを上げて140キロ台後半の直球を連発した。中日・中田スカウト部長は「高校生でトップクラス。球速はこれからもっと出るだろうし、とんでもなく速い球を投げる素質がある」と絶賛。
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