東海地区でもプロ注目選手が活躍を見せている。愛知大会では愛工大名電の高橋優斗選手は3安打2打点の活躍を見せ、静岡大会では磐田東の加藤脩平選手が投打に活躍を見せた。
プロスカウト注目
愛工大名電の高橋優斗選手は初回に2ベースヒットを放つと、3回、5回にはタイムリーヒットを放ち、3安打2打点の活躍を見せた。高校通算40本を超す長打力と俊足強肩を見せる内野手としてプロも注目しており、この日も福岡ソフトバンク、千葉ロッテなどのスカウトが視察に訪れていた。
福岡ソフトバンクの山崎スカウトが「スイングの強さは魅力。さらなる飛躍が期待できる選手」と評価した。全国的にも屈指の長打を打てて守れる内野手と評価されている。ドラフト会議ではプロ志望すれば指名があるとみられる。
また静岡大会では磐田東の加藤脩平選手が打っては6回に2ランホームランを放ち、投げても7回4安打1失点と好投した。ホームランはライトの中段に運ぶ打球で高校通算28号となった。また投げても142キロを記録する投手としてもプロが注目をしている。この日は東北楽天・山田潤スカウトなどが視察し、「体が強く、足も速いですね」と評価した。
投球では6月に右肩を痛めて本調子ではなく、この日は東京ヤクルト・中西親志スカウトのスピードガンで最速136キロだった。磐田東からは2014年のドラフトで齋藤誠哉投手が育成ドラフト2位で指名されている。プロ野球選手として続いていけるかどうか注目される。
磐田東の“二刀流”が初戦から躍動した。右腕・加藤脩平(3年)はプロスカウトが見つめる前で、7回を散発4安打1失点。打っても初回に先制打を放ち、6回にはコールド勝利を決める2ランだ。「打撃が好調で投球にもリズムができた」と淡々と振り返った。
コメント