岡山大会では創志学園が岡山理大付と対戦し、プロ注目の創志学園・高田萌生投手が最速154キロを記録、9回3安打完封で勝利し圧巻のピッチングを見せた。
154キロ
高田萌生投手は2年時に150キロを記録すると、秋は中国大会を制して明治神宮大会にも出場、そしてセンバツでは素晴らしい投球をみせプロのスカウト陣からは大会NO.1と評価された。
この日は岡山の強豪、岡山理大付との試合に先発をすると、2回に5番打者に対して投げた速球が自己最速となる154キロを記録した。創志学園の長沢監督は「スピードガンと勝負するな」と指導してきたものの「そう言っていた僕が興奮しました」と話した。しかし高田投手は「スタンドがうわってなったんで」と話しスピード表示を確認すると、「そこまで出たらもういいかな」と飄々と話した。
高田投手は球速にこだわることなく中盤は140キロ台に抑えた速球を丁寧に投げ、終盤は再び150キロを2度記録するなど力を入れた速球で岡山理大付をほんろう、9回を投げて3安打に抑えて完封、ベスト4進出を決めた。
この日は6球団のスカウトが視察した。高田投手は16日の津山戦で8割くらいの力で自己最速の151キロを記録しており、この日は154キロ、もう1段階成長を見せている。ドラフトでは1位か2位での指名となりそうだ。
視察に訪れたプロ6球団のスカウトはにんまり。「スピードガンと勝負するな」と指導してきた長沢宏行監督も「そう言ってた僕が興奮しました」と舌を巻いた。
しかし高田は「スタンドが『うわっ』ってなったんで、何キロ出たのかな、と」と振り返ったが、至って冷静だ。「そこまで出たら(更新は)もういいかな」と言うのだ。
今秋ドラフト候補の創志学園・高田が、準々決勝で岡山理大付相手に自己最速の154キロをマーク。9回にも150キロをマークするなどして3安打完封した。
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