高松商は、今年の高校野球の中心チームの一つに間違いなく数えられる。その高松商が準々決勝で16-0で丸亀を下してベスト4入りを決めた。捕手の植田響介選手が1試合3本塁打を記録し、夏も話題を振りまいている。
ミラクル高松商
昨年の高校野球は仙台育英が主役だった。明治神宮大会を優勝し、センバツでは結果を残せなかったが、夏の大会では決勝まで進出し、スタンドを味方につけた戦いを見せた。佐藤世那投手や平沢大河選手が注目され、U18代表で活躍し、ドラフト会議でも主役となった。
そして今年は高松商が主役だと思う。明治神宮大会を優勝し、センバツでは決勝に進出、延長の末惜しくも敗れたが、日替わりでヒーローが登場した。昨年秋もセンバツもミラクルと思わせるような戦いを見せている。
そしてこの夏もその雰囲気を感じさせる。この日は植田響介選手が1試合3本塁打を記録、香川大会史上初となった。初回に右中間に先制の2ランホームラン、2回には引っ張って左翼席に3ランホームラン、また5回に右翼席に2ランホームラン、逆方向の2発に長尾監督も「3本のうち逆方向に2本。価値あるホームランだった」と話した。
この日は俊足が注目されている1番・安西翼選手と、3番の米麦圭造選手にもホームランが飛び出した。浦大輝投手、美濃晃成選手など役者のそろう高松商の戦いが注目される。
センバツでは弟・理久都内野手(2年)と史上初の同一大会兄弟アベック弾を放った。それに続く快記録。長尾健司監督も「3本のうち逆方向に2本。価値あるホームランだった」と4番を称えた。
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