2016年夏、地方大会で敗れ去った注目野手

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地方大会で敗れ、高校野球を終えた注目選手たち。今回は野手編です。

投手編はこちら2016年夏、地方大会で敗れ去った注目投手

プロの評価が高い選手たち

静岡高校の鈴木将平選手は50m5秒台の足の速さがあり、打撃でも強い打球を打てる。昨年夏の甲子園でも強打の静岡高において1番センターとしてチームをリードした。この夏も優勝候補として戦った静岡高だったが、4回戦で浜松商に3-4で敗れた。鈴木選手は3回にランニングホームランを放ち一時は逆転をするなど気を吐いたが、最後の夏を甲子園でプレーすることは叶わなかった。鈴木選手はプロ志望を予定しており、俊足強打の1番バッター候補として4位前後で指名があるのではないかとみられる。

茨城の決勝戦で常総学院に0-1で敗れた明秀日立、そのマウンドに立っていたのは細川成也選手だった。投げては146キロ、打っては高校通算63本塁打を記録する。この夏は投手として初戦に7回2安打13奪三振、続く試合で4安打13奪三振で完封すると準々決勝の水城線で5安打10奪三振完封、準決勝ではホームランを放ち、投げても4安打11奪三振1失点で昨年の代表校・霞ヶ浦に勝利するなど投手として高い力を示した。

大会中にプロのスカウトの大勢が足を運び、高校NO1打者という評価を口にするスカウトもいた。決勝で敗退し甲子園にあと一歩、試合後にチームメイトで通算46本塁打の糸野雄星選手とともにプロ志望を表明、プロで強打を見せつける選手になりそうだ。ドラフト会議では3位前後で指名されると思う。

酒田南の石垣雅海選手はこの夏爆発を見せた。鶴岡工戦で2本の3ランホームランを放つなどこの夏は3本塁打を放ち、高校通算37本塁打となった。こちらも多くのプロスカウトが訪れ、中日などはヤクルトの山田哲人選手クラスと評価、巨人も4人態勢で視察するなど大型内野手として評価が高まった。ドラフト会議では4位前後での指名となりそうだ。

東東京で大会前に注目されるようになったのが日本ウェルネスの渡部健人選手だ。176cm105kgの体型や、1年次に転向したため2年時は公式戦に出場できなかった事、そして打席での強烈なパワーで2打席連続弾を放つなど話題を振りまいた。渡部選手は5回戦で敗退後にプロ志望を表明した。実績はまだまだも打撃の潜在能力の高い選手として、下位か育成で獲得できたら楽しみ。

宮崎・富島高校の木村天響選手は182cm82kgの捕手で大型ながらフットワークの良さと強肩で、九州では秀岳館の九鬼隆平選手と肩を並べ、NO.1捕手の声も挙がる。この夏は3試合で10打数5安打3打点と活躍したもののチームは準々決勝で宮崎大宮に2-9でコールド負けを喫し涙を流した。進路は不明だがプロ志望すれば地元福岡ソフトバンクなどから指名がありそうだ。

春から夏

センバツに出場し評価されたが、夏に甲子園に還ることができなかった選手もいる。

青森山田の三森大貴選手は長打も打てる184cmの遊撃手として注目されていた。今大会は不調の中で戦いに入ったが、2番で起用された。3試合を戦い9打数1安打0打点に終わり、満足いく夏とはならなかった。進路は不明だが、大学などさらに守備や打撃を磨き、京田陽太選手のように注目されてプロ入りしてほしい。

敦賀気比の林中勇輝選手も大型遊撃手として注目され、昨年夏、そして今年のセンバツと連続してホームランを記録している。敦賀気比は初戦となった2回戦の坂井戦で延長15回の死闘の末2-4で敗れる。林中選手は5打数0安打、甲子園を沸かせてきた選手が早すぎる夏となった。プロのスカウトも敦賀気比は勝ち上がると思っており、最後の評価をする前に姿を消してしまった事は誤算だったかもしれない。進路は未定だが、この敗戦から林中選手がどのように決断をするか、そしてプロ側もどのように評価をするのか注目される。

鹿児島実は決勝で延長15回引き分け再試合の末、樟南に敗れた。昨年夏、今年センバツと甲子園に出場し、スラッガーとして注目された綿屋樹選手は、最後の夏を飾ることはできなかった。しかし準決勝までの5試合は20打数7安打5打点、準決勝ではホームランを放ち、決勝の2試合も9打数4安打2打点とチームを引っ張った。進路は不明でプロの評価も指名確実という所ではないようだ。それでも広角にヒットを打てるセンスも長打力もあり、将来が期待される。

大阪桐蔭は永広知紀選手や吉沢一翔選手といった内野手がセンバツで守備・打撃で高い評価をされた。この夏は初戦こそともに3打数3安打4打点を記録し爆発を見せたが、続く3回戦の関大北陽戦では共にノーヒットに抑えられた。こちらも進路は不明だが、大学などで4年間中心選手として活躍をし、4年後には再び名前が挙がってくる選手になるのではないかと思う。もちろん身体能力も野球センスも高く、プロ志望すれば指名があるかもしれない。

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