まだそれほど注目度は高くないものの、この大会で評価が上がりそうな投手がいる。盛岡大付の坪田伸祐投手は141キロの速球を投げる右腕で、岩手大会では背番号10をつけていたが、甲子園では背番号1を背負う。
甲子園でエースに
坪田伸祐投手は岩手大会では背番号10をつけ、先発をしたのは4回戦のみ、その他はリリーフで登板しており、決勝では登板をしていない。主に2年生エースの三浦瑞樹投手と3年生で187cm81kgの井上涼平投手が投げていた。
2回戦・盛岡農業 2番手で登板し1回2安打無失点
3回戦・福岡 6回から2番手で登板し2回2/3を3安打無失点
4回戦・不来方 先発し7回2安打無失点
準々決勝・高田 登板なし
準決勝・専大北上 7回途中から2番手で登板し、1回1/3を1安打1奪三振無失点
決勝・一関学院 登板なし
しかし甲子園では背番号1は坪田投手が付ける。坪田投手は180cm77kgの本格派で最速は141キロを記録している。マウンドでは端正な顔だが眼光鋭くバッターに気迫で向かっていくタイプで、この日も「藤嶋並みにほえようと思う。試合も絶対負けない」と話した。
この日のブルペンでは4球を投げたところでコーチが好調を確認し投球練習を切り上げたといい、対戦相手に情報が漏れないようにしているような印象も受ける。「目標は145キロを出すこと」と話す坪田投手、対戦相手で元東北楽天の編成幹部だった九州国際大付・楠城監督の情報網に引っかかってくるか、情報戦が始まっているのかもしれない。
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約2時間の最終調整で主戦の坪田はブルペンに入ったものの、コーチが好調を確認したため、わずか4球だけで切り上げた。雄たけびを発し、気合を前面に出すタイプの最速141キロ右腕は「(絶叫型の東邦のエース)藤嶋並みにほえようと思う。試合も絶対負けない」と腕をまくった。
この日は兵庫・西宮市内で約2時間、軽めの最終調整。岩手県大会は背番号10で、今大会から背番号1を付ける最速141キロ右腕は「球速にはこだわらないが、目標は145キロを出すこと」と意気込んだ。
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