侍ジャパンU18代表、4番・九鬼隆平選手がホームラン、早川隆久投手が2回パーフェクト

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侍ジャパンU18代表は中国に8-0で勝利した。序盤3回まではなかなか点が奪えなかったが、4番・九鬼隆平選手の一発で空気が変わった。また8回からは早川隆久投手が登板し、寺島成輝投手とノーヒットノーランリレーを見せた。

4番

この日の中国は、先発の16歳の左腕、サン・ヤン投手の横からの角度のあるフォームと、緩急をつけたピッチングに3回までは1安打無失点に抑えられた。また、181cm72kgの大型遊撃手、ヤン・ジン選手の守備や強肩などがあり、4番サードのワン・ヤン選手も守備や打撃で良いものを持っている。1次ラウンドで韓国と1-3の接戦を演じたレベルの高いチームだった。

しかし侍ジャパンは4回、先頭打者の4番・九鬼隆平選手が真ん中高めの変化球を振りぬくと、レフトフェンスを越えるホームランを放ち、その後は松尾大河選手、林中勇輝選手がつないで佐藤勇基選手のタイムリー内野安打などで3点を奪った。その後は打線がつながり8点を奪って快勝した。4番の一振りが打線に勢いをつけた。

早川隆久投手

また投げては寺島成輝投手が7回までノーヒットピッチングを見せると、8回からは早川隆久投手が登板する。早川投手は130キロ後半の速球と得意の大きく曲がるスライダーで、2回をパーフェクト4奪三振に抑えた。大学生との壮行試合では不運な内野安打などがあり1回で5失点をしてしまい、台湾に入っても疲れが残り別メニューで調整をしていたが、この日の投球は寺島投手のピッチングに匹敵する内容だった。

韓国戦

今日はセミファイナルラウンドの2戦目、韓国と対戦する。韓国は昨日の台湾との試合でタイブレークで敗れ、今日の日本戦に敗れれば敗退が決定する。投手は140キロ中盤を記録してくる投手がかわるがわる登板し、明らかにレベルが違うのが分かる。

侍ジャパンは韓国戦に敗れると、3チームが1勝1敗となり決勝進出が微妙な状況になる。誰が先発するのかはわからないが、まだ大会で投げていない藤平尚真投手と高橋昂也投手を温存しているのか、それとも状態が良くないのかわからない。

決勝は今井達也投手の登板が予想されるが、小枝監督は寺島成輝投手について「どうしても落とせない時は彼にいきます。」と話しており、今日の韓国戦では場合によって今井達也投手を投入し、決勝では再び寺島成輝投手の登板という事もあるかもしれない。

侍ジャパンU18日本代表選手一覧

「ここまでなかなか打ててなかったので良かった」。さらに、この回1死満塁から佐藤がスクイズを決めて加点(記録は内野安打)。5回には林中が3点三塁打を放つなど計11安打で8点を奪い、小枝守監督は「大技、小技ができた。九鬼が一本打って勢いづいた」と称えた。

疲労回復のため調整に時間を要したが、寺島からバトンを引き継ぎ、持ち前の制球力を生かして圧巻の4奪三振。寺島と2人で打者27人斬りを演じ「不安は多かったけど、開き直って投げられた。日本代表は守備が堅いので木更津総合と同じような気分で投げられた」と安どの表情だった。

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