清宮幸太郎選手が2安打、12球団55人スカウトが視察

早稲田実, 池谷蒼大, 清宮幸太郎, 静岡高

早稲田実の清宮幸太郎選手が、静岡高の144キロ左腕・池谷蒼大投手から2安打し攻略した。この試合には12球団55人のスカウトが姿を見せた。

左投手を攻略

清宮幸太郎選手は秋季東京大会決勝で、日大三の144キロ左腕・櫻井周斗投手のインコースひざ元へのスライダーに苦しみ5三振を喫した。そしてこの日もプロ注目の144キロ左腕・池谷蒼大投手と対戦するという事もあり、左腕投手への対応が課題とされた。

清宮選手は日大三戦の打撃を繰り返しチェックし、体重がかかとに乗っていることから、重心を修正するために外角低めにティーを設定したバッティングで、踏み込んで打つことで体の開きを抑えるフォームを確認して臨んだという。

この日は池谷選手もアウトコース中心の投球で、第1打席はそのアウトコースのスライダーをはじき返しレフト前にヒットを放つと、第2打席では死球、そして第3打席ではインコースのストレートをややつまりながら弾き返すと、打球はフェンス直撃のヒット、打球が強くてフェンスから勢いよく跳ね返り単打となってしまったが、当たりとしてはものすごい打球だった。

清宮選手はその後、投手の暴投で一塁から三塁まで一気に進み、ヒットで勝ち越しのホームを踏んだ。勝利につながる3番清宮の必死の姿が見えた。

12球団55人

この日は12球団55人のスカウトが視察をしたという。もちろんこの試合だけが目的というわけではないが、やはり来年のドラフトの超目玉・清宮幸太郎選手はその中でもお目当てとなる。

中日は10人で視察を行ったが、清宮選手について中田スカウト部長は「打席のなかで調整する技術、数少ない甘い球を逃さない選球眼を持っている。詰まってもフェンスまで届くんだからすごいですよ。」と話し、「高校生の野手では中田以来の目玉。本塁打バッターの要素を全て備えている。ヘッドの角度がいいから詰まっても飛ぶ」と、中田翔選手以来の目玉と評価を示した。正津スカウトも「1位で競合するのは間違いない。長打力に加えてお客さんを惹きつけるものを持っている」と話した。

巨人の吉武スカウトは「潜在能力は抜群。自分の頭で考えて進化しようとしている」と評価、阪神の畑山アマスカウト統括補佐も「しっかりスイングできた時の打球はやはりトップクラス。体力的な成長も見て取れる」と話した。

静岡高校の池谷投手は8回を投げて6安打7奪三振も、7四死球と制球を乱した事が影響して5失点で敗れた。試合前は調子が良いと話していたが結果につながらなかった。来年春にこの敗戦をバネに成長した姿を見せてくれるだろう。

早稲田実は次戦は明徳義塾vs福岡大大濠の勝者と対戦する。清宮選手がチームを引っ張り、優勝へとひた走る。

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一回の第1打席でスライダーをとらえて右前打。三回の第2打席では右腰付近に死球を受けたが「右肩を開かず、のけぞることなくボールに当たった。あの死球はいい傾向だと思いました」とひそかに復調への手応えを感じていた。

静岡のエースは最速144キロを誇るプロ注目の左腕・池谷。桜井と同じくスライダーを操る。清宮は「同じ失敗は二度と繰り返したくない」と大会前に映像を見直し、かかと寄りになっていた重心を修正する練習に取り組んだ。

阪神・畑山統括スカウト補佐は「前の反省を生かしている。内容のある2打席だった」と、修正力に舌を巻いた。

最多の10人で視察した中日の正津英志スカウトは「1位で競合するのは間違いない。長打力に加えて、お客さんを引きつけるものを持っている」と話し、巨人の吉武真太郎スカウトは「潜在能力は抜群。自分の頭で考えて進化しようとしている」と高く評価した。


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