清宮幸太郎選手が2発、レフト側ホームランで通算78号

早稲田実, 清宮幸太郎

早稲田実の清宮幸太郎選手が、磐城高との練習試合で推定120mとなる77号と、レフト方向への78号ホームランを放った。

特大弾と逆方向

この日の清宮選手は好調だった。3回2アウト2塁場面で迎えた第2打席、鋭く振りぬいたスイングから放たれた打球は打った瞬間にわかるホームランで、打球はあと少しで場外となるライト席奥の外壁に直撃する推定120mのホームランだった。この打球には相手投手も捕手も完敗で、捕手の高橋選手がおもわずホームインした清宮選手とハイタッチをした。

そして6回、第4打席を迎えた清宮選手は、交代した左腕投手と対した。スライダー2球で追い込まれたものの、外角のストレートをレフト方向に運ぶと、「なかなか出ない当たり。今まで以上にいい本塁打だったと思う」と話すように清宮選手の想像以上に打球が伸びてスタンドに入った。これまで通算78本中で69本が右中間から右で、逆方向へのホームランが打てるかも注目されていた。

秋季東京大会決勝の日大三戦で左腕投手に5三振を喫したが、それから「意識が変わった。内角球もよけずに、胸を見せないように心がけている。逆方向を意識しての本塁打で、ひとつ成長したと思います」と左腕投手攻略のための取り組みをし、明治神宮大会では静岡高の左腕・池谷蒼大投手を攻略すると、この日のレフト方向のホームランで早くも手ごたえをつかんだ。

2017年へ

これで今年の対外試合は終わりとなった。今年は3月の練習試合解禁から56本塁打を放った。昨年よりもマークが厳しくなったが、和泉実監督は「マークがどんどん厳しくなっているが、その中で仕留めている。凄いねえ」と話した。

来年は3月に練習試合が解禁し、すぐにセンバツに出場する事になる。そして8月の夏までの6か月で何本のホームランを放つのか、清宮選手は「体力的な部分で成長する時期。妥協しないで全体的にレベルアップできれば。これからが勝負」と冬にさらに成長する。

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逆方向への一発は、昨年5月3日の九州学院、九州国際大付との練習試合(九州学院徳王G)で左中間に通算4、5号を放って以来。今年の56本の中では初めてだ。計78発のうち9割近い69本が右中間から右方向のプルヒッターは、「いいときは逆方向でも飛ぶ。今まで以上にいいホームランだったかな」と自画自賛した。

 11月3日の日大三との秋季東京大会決勝で好左腕、桜井から5打席連続三振を喫した屈辱を糧に、短期間で進化を遂げた。

 「(左投手への)意識が変わった。内角球もよけずに、胸を(投手に)見せないように心がけている。逆(左)方向を意識しての本塁打で、ひとつ成長したと思います」

珍しい弾道だ。6回2死、清宮は左腕・佐々木に変化球で追い込まれたが、3球目の外角高め直球を振り抜いた。打球は高々と舞い上がり、両翼100メートルのフェンスを越えて左翼席で弾んだ。

 「左投手に苦戦していた部分があった。逆方向を意識した結果のホームランだったので、成長したかな。自信になった」

1発目は第1試合の三回2死二塁で回ってきた第2打席。あと1メートル高ければ場外という右翼席の外壁直撃の特大弾。あまりの驚愕(きょうがく)の一撃に相手の高橋捕手は、ホームインした清宮に思わずハイタッチの手を差し出してしまった。


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