花巻東・大谷翔平投手、連投もＯＫ！東洋大姫路などと練習試合へ

花巻東の大谷翔平投手が昨日に続き連投を敢行、打者15人に44球を投げて5安打2四死球3奪三振という内容だったが、最後の打者にはすべてストレートで三振を奪うなど調子を上げてきている。

3月21日のセンバツ開幕までに、3月9日に東洋大姫路、16日に龍谷大平安、17日にＰＬ学園と練習試合を行い、甲子園にのりこむ。

花巻東（岩手）の１５１キロ右腕・大谷翔平（２年）が１９日、左座骨痛からの完全復活に手応えをつかんだ。第８４回センバツ高校野球大会（３月２１日開幕・甲子園）に向けた静岡合宿で、１８日に続き、ケース打撃に登板。４４球を投げ、負傷した昨年７月以降、初めて連投テストをクリアした。

　疲れもなければ、痛みもない。大谷の顔に充実感が漂った。打者１５人に対し、５安打２四死球３三振。最後の打者にはギアを上げ、全球直球で空振り三振に。「８割程度の力でしたけど、１４０キロちょっとは出てたと思う」と白い歯を見せた。

　この日で９日間の合宿を打ち上げた。「暖かいところで１日おきにピッチングをして、最後には連投もできた。不安は何もない。３月に入って体のキレが出てくれば、１５０キロは出そう」と１９３センチ右腕は、自信たっぷりに花巻へ戻った。

今秋ドラフト注目の花巻東・大谷翔平投手（２年）が１９日、静岡合宿を打ち上げた。最終日は２日連続でシート打撃に登板。終盤には「８割くらいで投げた」と力強い直球を投げ込み「打者を相手に投げられたのは今後につながる」と充実した表情を浮かべた。

　今後は３月２１日のセンバツ開幕に照準を合わせて、３月９日は東洋大姫路、同１６日は龍谷大平安、１７日はＰＬ学園といずれも甲子園で優勝経験のある強豪との練習試合に登板予定。佐々木洋監督も「大谷にとってもいい経験になると思う」と話していた。