花巻東vs盛岡大付の決勝戦は花巻東の160km右腕・大谷翔平投手が先発すると、序盤は150km前後の球で力で勝負をした。2回には156kmを記録したものの大谷投手のストレートを打つために練習をしてきた盛岡大付打線にストレートを狙われて失点すると、3回には3ランホームランを浴び7回まで9安打12奪三振5四死球5失点で一度降板しセンターに入った。
8回にリリーフした小原投手が1アウト1,2塁のピンチを招くと再びマウンドに登り2奪三振、9回も1つの三振を奪い、トータルで8回1/3を投げて9安打15奪三振5失点という内容だった。
花巻東打線は盛岡大付のドラフト候補・出口心海投手の術中にはまり8回まで1得点、9回裏は大谷翔平選手のタイムリーヒットなどで2点を返すも時すでに遅く、盛岡大付が5-3で勝利し優勝した。
大谷投手は試合後に進路について「今はまだ特に考えていません。監督さんや周りの人に話を聞いて決めたいです」と話した。
大谷翔平投手はセンバツで乱調のマウンドを見せた甲子園にあと一歩で届かず、3年間の高校野球が終わった。しかし、高校生初の160kmに高校通算56号本塁打は、20年に一人の選手と言って良い。今後ドラフト会議に向けて進路やプロ球団の動向に注目が集まるだろう。
第94回全国高校野球選手権岩手大会決勝は26日、県営球場で行われ、盛岡大付が、花巻東の160キロ右腕・大谷を攻略し、5-3で勝ち、4年ぶり7回目の甲子園出場を決めた。
盛岡付大は2回に1点を先制すると、3回には4番二橋の打球が左翼ポール際のきわどいコースに飛び、判定は本塁打で一挙に3点を追加。5回に1点を返されるが、直後の6回に1点を追加し再びリードを広げた。
花巻東は、準決勝の一関学院戦で最速160キロを記録した大谷が中6日空けての登板。この日は最速156キロの直球にフォークボール、スライダーなど変化球を織り交ぜ15奪三振と力投したが、チーム打率4割5分を超える相手打線の前に5失点。打線は4点を追う9回に2点を入れ追い上げたが、あと一歩及ばなかった。全文はスポーツニッポンのサイトをご覧ください。
大谷は「先に点を取られましたし、勝てなかったことがとても悔しいです」と涙を流した。この日もスタンドからスカウト陣が見守った。進路については「今はまだ特に考えていません。監督さんや周りの人に話を聞いて決めたいです」と話すにとどまった。全文はニッカンスポーツ・コムのサイトをご覧ください。
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