大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手、152km速球で2安打完封!

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 大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手が甲子園準決勝の明徳義塾戦で152kmを記録したストレートと安定したスライダーを軸に、2安打8奪三振で甲子園初完封勝利を挙げた。

 制球を乱す場面があったのは2回だけ、あとは終始余裕も見せるような投球で与えた四死球も2つのみ、6月に練習試合で敗れた相手を寄せ付けなかった。

 常時145kmを越え、キレの良い変化球を投げる投手がこれだけ余裕を持って投げられたら、プロでもなかなか打ち崩せるものではなく、ここ数年を見てもこれ以上の投手は存在しないでしょう。甲子園前は不安も見せたが、その課題を乗り越えさらに上のレベルに登ったような投球でした。

 プロも間違いなく即戦力として評価するでしょう。来年1軍で10勝を挙げられるのは、亜大・東浜巨投手か大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手か、それぐらいの投球でした。

藤浪 力でねじ伏せた!“最強”松坂並ぶ春夏連覇に王手 - スポーツニッポン:2012/08/23

  「最後はどちらかと言うとピンチだったので少しホッとした感じ。調子自体はあまり良くなかった。きょうは65点です」

 序盤は直球が高めに浮いたが、スライダー、カットボール、フォーク、カーブ、チェンジアップと多彩な球種を操って要所を締めた。直球が駄目でも軸にできる球は他にもある。それが藤浪の強みであり、6回以降は「下半身を使うことを意識して投げた」。球の抑えが利くようになり、直球主体へシフトチェンジ。9回にこの日の最速となる152キロを叩き出した。

 明徳義塾は6月の練習試合で今年、唯一の黒星を喫した相手。潜在意識に刻まれた負のイメージを力ずくで消し去り、74年の金属バット導入後の準決勝では最少タイの被安打2での完封で、明徳義塾の馬淵史郎監督に「力負け」と言わしめた。

 1メートル97という人並み外れた体をコントロールするため、一時は自主的に左手で食事を取った。左右のバランス感覚を強く意識。体を無駄なく使えるようになり、昨夏の大阪大会決勝の大逆転負けが精神面を強くした。泥臭い汗と涙が、今の藤浪をつくり上げている。 全文はスポーツニッポンのサイトをご覧ください。 

大阪桐蔭・藤浪が初完封!史上7校目の春夏連覇に王手…夏の甲子園 - スポーツ報知:2012/08/23

 白い歯を見せたのは一瞬だけだった。9回2死二、三塁。150キロの直球で投ゴロに打ち取った藤浪だったが、一塁への送球は体勢を崩しながらに。27個目のアウトをとって苦笑いした。「ゼロが並ぶのはいいこと。でも完封にこだわりはない」。お立ち台では涼しい顔。甲子園初完封で、春夏連覇へ王手をかけても、いつもの藤浪だった。

 心のコントロールが抜群だった。初回から150キロ台を連発した直球はややバラつき、「高めを振ってくれてラッキーなだけ」と納得がいかない立ち上がり。そのぶん、4回まで無安打も「そのうち打たれる」と緊張感を欠くことなく慎重に投げた。中盤は準々決勝で封印していたチェンジアップ、フォークも織り交ぜて明徳打線を翻弄。終わってみれば、自身甲子園最少の2安打。つけいるスキを与えなかった。

豪快な投球スタイルとは裏腹に繊細な一面を持つ。とにかく心配性だ。少しでも体に不調を感じれば、チームを見てくれている理学療法士の先生に問題点を聞き、投球フォームの修正につなげてきた。おかげで3年間故障知らず。大会期間中も大阪市内の宿舎では狭いユニットバスに炭酸湯の入浴剤を入れ、長い足を折って毎日20分間ほど入浴。体調を万全にして、ラストゲームに臨む。

 決勝はこの夏最初で最後の連投になる。「フォームは固まっていないが、体力に問題はない。投げていく方が良くなる」と西谷浩一監督(42)。センバツ初戦から登板した8試合連続で、球速150キロをたたきだしている197センチ右腕は、連投に一切の不安を感じていない。 全文はスポーツ報知のサイトをご覧ください。 

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