仙台育英・佐藤世那投手が完封、広島スカウトが来年楽しみ

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 明治神宮大会高校の部では、仙台育英が九州学院を8-0、7回コールドで下して決勝進出を決めた。エースの佐藤世那投手は7回を投げて7安打6奪三振も完封し、これでこの秋は7試合目の完封劇となった。

腕を振る右腕

 佐藤世那投手は180cm76kgの右腕で、テイクバックで腕を大きく後ろに振って投げるダイナミックなフォームから、最速144km/hの速球と2種類のフォークを投げる。

 初戦の天理戦では最速143km/hの速球とフォークボールで6安打12奪三振で1失点完投勝利をしたが、この日は「同じフォークだと見極められる」とカーブ、スライダーを駆使し、7回で7安打を許したものの6奪三振で得点を与えずに7回コールド完封勝利を挙げた。

 

プロのスカウト注目

 佐藤投手は宮城県大会、東北大会、そしてこの明治神宮大会と、この秋は全15試合全てに先発をしており、12試合に完投、そのうち7試合が完封という抜群の安定感とタフさを見せる。

 この内容に視察した広島の苑田スカウト部長は「この時期にこれだけ投げられるんだから、来年の候補に名前はあがってくるでしょう。センバツが楽しみ」と来年に期待を寄せる。

 ダイナミックなフォームは疲労による故障もやや心配な面もあるが、まずは今大会での全国制覇と、そして冬に体をもっと強くして、80%の力でも今のストレートを投げられるような投手になってほしい。

 102球の完封ショーを、佐藤世は余裕しゃくしゃくに振り返った。「真っすぐが走っていなかったので、打たせて取る省エネ投球です」。7安打されたが要所を締め、6奪三振。7回を投げ切った。

 15日、天理との初戦は12Kで1失点完投。143キロの直球と2種類のフォークで近畿王者を牛耳った。この日の最速は142キロ。「同じフォークだと見極められる」とブレーキの利いたカーブ、スライダーも駆使し、九州学院打線を翻弄した。

仙台育英世那完封!決勝 日刊スポーツ紙面 2014/11/18

 

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