田中将大投手が駒大苫小牧に進むきっかけとなった佐々木孝介監督が、再び駒大苫小牧をセンバツへ

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 田中将大投手のヤンキース入りが決まった。そして今日、田中将大投手が2年生で出場して以来の選抜高校野球に、駒大苫小牧が出場を決める日となりそうだ。駒大苫小牧の佐々木孝介監督は進路が決まっていなかった田中将大投手を駒大苫小牧に導いたきっかけになった人とも言われている。

 

2004年優勝時の主将

 佐々木孝介監督は駒大苫小牧が北海道勢として初の全国制覇を成し遂げた2004年夏の主将だった(1年生だった済美・福井優也を下して優勝)。この年の春に田中将大投手が駒大苫小牧に入学をし、翌年の2005年には春の選抜大会に出場、そして夏には2年生でエース格として活躍し駒大苫小牧2連覇を達成している。

 田中将大投手が兵庫から北海道の駒大苫小牧に進んだのにはエピソードがある。元々田中将大投手は智弁学園に進む予定だったが、智弁学園の監督交代によってその話が流れてしまう。そして秋、当時の宝塚ボーイズのチームメイトが駒大苫小牧に見学に行くのに付き合って行った所、新チームの主将となっていた佐々木孝介主将の姿に惹かれて駒大苫小牧への入学を決めたということらしい。

 その出会いから10年が経ち、田中将大投手はプロ野球で24勝0敗の成績を残して日本一に輝き、佐々木孝介監督は秋季北海道大会で駒大苫小牧を優勝に導く。そして田中将大投手は野球の名門・ヤンキースへ、佐々木孝介監督は母校を野球の原点・甲子園へと導く。

 

因縁の選抜大会へ

 駒大苫小牧の選抜出場は2005年以来となる。しかし2005年の夏に2連覇を果たした駒大苫小牧は2006年にも選抜出場を決めていた。しかし元野球部員だった3年生(田中投手の1つ上の世代)が3月1日の卒業式の日に未成年で飲酒・喫煙をしていた事が発覚し、田中将大投手がエースで主将となり優勝が確実視されていた駒大苫小牧だったが、出場を辞退する事になってしまった。幻のセンバツ出場から8年、再び駒大苫小牧が姿を見せる。

 もし済美が出ていれば、2004年の夏の決勝で上甲監督・福井優也投手VS佐々木主将の再戦として、上甲監督・安楽智大投手vs佐々木監督となったのだが、それは叶わなかった。

 因縁は他にもありそうだ。田中将大投手が進学する予定だった智弁学園も出場する事になりそうだ。また、田中将大投手が出場できなかった2006年のセンバツで決勝まで勝ち進み、ミラクル清峰と旋風を巻き起こした吉田洸二監督は、2009年に今村猛投手を率いてセンバツで優勝を果たすと、昨年から山梨学院大付の監督となった。そして今年のセンバツ出場も確実としている。

3枚の投手と俊足の伊藤優希選手

 今年の駒大苫小牧は、2005年、2006年のように、絶対的なエースとして田中将大投手がいたようなチームではなく、2004年のように、3人の投手で繋いで勝って行くチームとなっている。新3年生の立花翔投手、菊地翔太投手と、新2年生の140km/hを投げる伊藤大海投手の継投となる。

 また100mを11秒3で走る伊藤優希外野手は北海道屈指のスピードスターとして注目される。

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