富山商・森田駿哉投手が144km/h完封!大学進学予定もプロのスカウト評価

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 夏の高校野球甲子園大会が開幕した。1日目第3試合では富山商vs日大鶴ケ丘の対戦が行われ、今大会NO1左腕と注目された森田駿哉投手が登場し、6安打8奪三振1四球で完封勝利を挙げた。

状態は80%も完封

 富山商・森田駿哉投手は183cm79kgのサウスポーで、昨年から今年にかけても身長が3センチ伸び体重も5kg増加すると、球速も5km/hアップし146km/hを記録した。北信越大会に出場すると初戦の小松大谷戦で1失点完投勝利を挙げるなどプロから注目されている。

 その森田投手はこの夏は「投球フォームのバランスが悪く」調子が悪かったといい、準決勝では9安打5失点、決勝でも11安打を浴び3失点と完投したものの失点を重ねた。しかし甲子園に入ってからバランスが良くなり「80ぐらい」までになってきたという。

 この日はストレートが最速で144km/h、高めに浮くなど打者に合わせられそうと感じてスライダー中心に切り替えた。しかしスライダーで空振りを奪う一方で、時折右打者のインハイに入るストレートは140km/h前後だが伸びがあり威力十分だった。結局日大鶴ケ丘打線から8つの三振を奪い6安打1四球で完封した。

 

阪神スカウト評価

 森田投手は大学進学を予定している。そのためスカウトの声はあまり聞かれなかったが、阪神の池之上スカウトは「左で球速があり、持っている物は素晴らしい。今大会に出場している左腕ではトップクラス」と評価した。

 佐野日大の田嶋大樹投手のセンバツのピッチングに比べると、凄さというものでは田嶋投手の方があったように思える。しかし、キャッチャーミットを最後まで見続けられるフォームなど、本格派左腕として将来性は森田投手も十分ある。

 「いずれはプロで活躍したい」と話す森田投手、将来のプロ入りのためにまずは今大会で勝ち進み、高校時代での評価を確立させる。

 

  最速146キロのプロ注目左腕。立ち上がりは球が高めに浮いたが、要所を締めた。最大のヤマ場は8回。1死一、二塁のピンチを迎えたが、ここまで2安打の中里を遊ゴロ、続く山岸はスライダーで空振り三振。狙って奪った三振を「きょう一番いい球」とうなずいた。最速は144キロを計測し、阪神の池之上格スカウトは「今大会に出場している左投手ではトップクラス」と評価した。

 二回に最速144キロをマークしたが、直球を狙われて連打されると、変化球主体に切り替えて鋭いスライダーを決め球に8三振を奪った。「(状態は)80ぐらい。100に近づけるように調整していきたい」とさらなる上積みを誓った。

144キロ完封・森田、富山商エース大会NO1左腕に急浮上 - 日刊スポーツ紙面 2014/8/12

 

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