センバツ高校野球大会がきょう開幕する。選手宣誓の大任を任された敦賀気比・篠原涼主将は、宣誓に短歌を織り交ぜる。
リハーサルで納得
選手宣誓の篠原涼選手は、20日に宣誓の2度のリハーサルを行った。宣誓文には短歌も織り込まれ、「落ち着いて声を出すことができた」と自信を持ったようだ。
篠原涼選手は、昨年夏の甲子園で2年生ながら1番ファーストで出場し、強力敦賀気比打線のリードオフマンとしてベスト4進出に貢献した。1回戦では5打数4安打、1本塁打に2本の2ベースヒットで打線に勢いを付けた。
しかしその後の4試合ではヒットは2本しか打てず、2ケタ得点で勝ち上がるチームの中で悔しい思いもしていたと思う。それでも出塁する事や守備でも貢献し、1番打者を外される事は無かった。
今年は選手宣誓という大仕事と共に、昨年準決勝で敗れた大阪桐蔭へのリベンジ、そして優勝という仕事が待っている。
甲に咲く 花の季節は 短くも 想い連なる 秋の実りに
選手宣誓を務める敦賀気比(福井)の篠原主将は、2度のリハーサルを行い「落ち着いて声を出すことができた」と納得の表情。今大会は俳人・正岡子規らを輩出した松山東(愛媛)が82年ぶりに出場するとあって、宣誓文には「グランドに チームメートの 笑顔あり 夢を追いかけ 命輝く」という短歌も組み込まれた。篠原は「言葉はみんなで考えた。(短歌は)インパクトがあるように」と本番を心待ちにしていた。
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