高校野球・熊本大会(2015):ドラフト注目度C

高校野球ドラフトニュース

 夏の高校野球熊本大会は、7月5日に開幕し7月24日に決勝の予定。その組み合わせ抽選が行われた。伊東勤選手、秋山幸二選手などの出身で、荒木雅博選手、吉本亮選手、高山久選手など、多くのドラフト1位指名選手を輩出ししている。

 昨年のドラフト会議では大学を経由して岩貞祐太投手や田中大輝投手、社会人を経て小田裕也選手がプロ入りしているが、高校から直接指名されたのは秀岳館の藤吉優投手が中日の育成ドラフト3位で指名されただけだった。今年も直接プロ入りが期待される選手は多くないものの、高い素質を持った選手は多い。

地区

 センバツにも出場した九州学院、常に上位進出の熊本工、毎年のようにプロ野球選手を輩出する秀岳館の他、昨年夏の優勝校・城北、一昨年のセンバツ出場校・済々黌など強豪がひしめく。

 春の大会では熊本国府が優勝、東海大熊本星翔が準優勝と、九州学院が不在とはいえ、また勢力図が塗り替わっており、戦国時代に入っている。

 

注目選手

 熊本工業で1年時からレギュラーを獲得し5番を打って、夏の大会でバックスクリーンにホームランを放って注目されたのが、高木栄志選手。甲子園でも2試合で3安打を記録したのだが、その後、クリーンナップに座り続けるも、プロのスカウトの評価などの声はあまり聞こえてこない。

 しかし春の大会では1本塁打など全試合で長打を打ち、6月の時点で高校通算25本塁打を記録している。173cmと小柄な4番だが、好きな選手は森友哉選手。小さくてもプロで十分スラッガーとして活躍できる姿は、多いに自信となるだろう。熊本工では捕手の深水裕貴選手は九州屈指の捕手。

 もう一人注目されるのが東海大熊本星翔の村上友幸投手。194cm93kgの体格から最速147km/hの速球を投げる。春の熊本大会では4試合に先発し、準決勝では熊本工を8回4安打無失点に抑える好投を見せた。制球に課題があり、エースではないものの急激に評価が高まっていきそうな投手。国吉佑樹投手など大型の素質の高い投手が出てくる熊本県、夏が楽しみ。

 エースの江口駿希投手も140km/hの速球と動くボールが特徴の好投手。

 

その他の注目選手

 熊本国府のエース・西村雅暉投手は183cm80kgの体があり144km/hの速球を投げる。春の大会ではほとんど投げずに4番打者としてプレーし、準決勝でホームランを放った。投打に素質の高い選手。

 明治神宮大会とセンバツ出場の九州学院、伊勢大夢投手や2年生の松下且興選手などが注目されるが、全国大会で勝ち上がったり、プロがしっかり注目するようになるにはもう1段階レベルアップが必要。期待しているだけに活躍見せてほしい。

 文徳には190cmの平嶺悠斗投手が、ルーテル学院にも190cmの中村晨投手がおり、村上投手も含めて長身投手がそろう。鎮西の山下篤郎投手は140km/hを記録する左腕。

 2年生でも必由館の4番、小材龍輝選手は185cmの大型選手、秀岳館の有村大誠投手は184cmから140km/hを記録、急成長を遂げている。

2015年度以降-高校生-熊本県のドラフト候補リスト

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