侍ジャパンU18代表に小笠原慎之介投手、佐藤世那投手も合流、清宮選手はシート打撃で2打数2安打

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 侍ジャパンU18代表に、甲子園ベスト4組も参加し、全メンバーが集まった。小笠原慎之介投手、佐藤世那投手が並んでブルペン入りし、活気づいた。

投手陣そろう

 夏の甲子園優勝投手の東海大相模・小笠原慎之介投手、準優勝投手の仙台育英・佐藤世那投手が代表に合流すると初日からブルペン入りし、ともに捕手を立たせたままで約30球の投球を行った。夏の大会での疲労は確実にあり、ゆっくりとスタートをした。

 県岐阜商の高橋純平投手はこの日はブルペン入りせず、小笠原投手とのブルペンでの共演はなかった。今日(24日)に近大と練習試合が組まれており、「前日にブルペンに入らないのはいつも通り」と今日登板するようだ。

 先発は小笠原慎之介投手、高橋純平投手、佐藤世那投手、森下暢仁投手の4人で回すことになりそうだ。その中でスライダーもあり三振も奪える高橋投手と、フォークボールのある佐藤世那投手は好投を見せるものとみられる。小笠原投手は最速152km/hの速球があるものの、外国人投手を力でどの程度抑えられるかがカギとなりそうで、高橋投手の状態が良ければ、リリーフでその威力を生かすという起用になるかもしれない。

 ストッパーは中京大中京の上野翔太郎投手となりそうで、左のリリーフ・成田翔投手、高橋樹也投手、そして沈む球のある勝俣翔貴投手にも期待したい。小笠原投手がリリーフに回るときは、投球術のある高橋樹也投手が先発に回ると思う。

 

清宮選手は主軸に

 またこの日はシート打撃、フリー打撃が行われ、シート打撃では大学生投手が相手だった。背番号順で3番に入った清宮幸太郎選手は第1打席で、近大で140km/hを投げる右腕の畑木隆介投手からレフト前にうまく運ぶヒットを打つと、第2打席では近大1年の左腕・成瀬要投手から、センター120mの球場の右中間フェンス直撃の2ベースヒットを放った。2打数2安打、またフリー打撃ではチームトップとなる7本のさく越えを見せ、木製バットでも十分やれる力を見せた。

 西谷監督も「十分やれるんじゃないですか。勝負強さもあり打点を稼げる打順でいいかな。持ってますね」と評価、クリーンナップでの起用が確実視されている。

 

オコエ選手は木製バットに苦戦

 一方、オコエ選手は木製バットに苦戦、シート打撃では2打数1安打だったものの「打ち取られた当たり。あまり良くない打撃だった」と話した。西谷監督などから「ボールに当てにいくな」と指導を受けたが、「自分の打撃フォームは木製バットでは打てない形。修正する部分はたくさんある。今までの自分の打撃力はゼロ」と課題を認識していた。

 もともとバッティングの評価はこれくらいの感じだろう。しかし当たりそこないの打球でセーフとなり、そこから足を生かすのがオコエ選手の魅力。また守備でも期待できる。焦らず今は球に食らいついて足で稼ぐプレーを見せてほしい。

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野球少年たちから「おお~」という歓声が上がった。約100人のファンが見守る中、清宮が打席に入った。練習相手を務めた近大の投手相手に行われたシート打撃。1打席目で右投手の畑木から左前打を放って迎えた2打席目。今度は左腕・成瀬の高めの直球をフルスイングした。打球は、中堅フェンス直撃の二塁打になった。

 「力まずに楽な感じで、いつも通りに打てた。入るかなと思ったけど、ギリギリで惜しかった。いい打球が打てたので良かった」

 フリー打撃では51スイングで7本の柵越えを放った。持参した910グラムの木製バットで、シート打撃では2打数2安打。唯一の1年生とは思えないほど、木製バットにも、大学生投手の球筋にも対応した。ソフトバンク・山崎賢一スカウトは「走攻守で課題はあるが、大きく育つ魅力はあるね」と評した。日本代表を率いる大阪桐蔭の西谷浩一監督は「1年生で末恐ろしい。勝負強さがあるので、打点が稼げる打順に置いておきたい」と中軸を任せることを示唆。現時点では「5番・DH」での起用が濃厚だ。

木製バットを手に、照れた。代表メンバーでもひと際目立つ1メートル84、97キロの見事なボディーを高速回転させて、強烈な打球を連発する。そこにはブレない考えがある。

 「自分の形で振れば、木(製)でも金属でもボールは飛んでいく」

 シート打撃でも右中間フェンス直撃の特大二塁打を放つなど、2打数2安打、2打点。ほれぼれする弾道を見守った西谷代表監督は「末恐ろしい。(中軸でも)十分やれるのでは。勝負強さがあるので、打点を稼げる打順がいい」と、クリーンアップに起用することを即決した。24日は近大と練習試合(場所は非公表)。4番か5番を託される見込みだ。

練習では大会で使用する木製バットを手に、シート打撃で2打数1安打。第2打席で左前に運んだものの「打ち取られた当たり。あまり良くない打撃だった」と渋い表情だ。木のバットを使うのは冬の練習以来とあって「難しいですね」と話し、西谷監督らからタイミングの取り方や「ボールに当てにいくな」と指導を受けた。オコエは「自分の打撃フォームは木製バットでは打てない形。修正する部分はたくさんある。今までの自分の打撃力はゼロ」と従来のフォームを捨てて、新フォームでの対応に必死だった。

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