鹿児島実・綿屋樹選手が常総学院・鈴木昭汰投手を攻略、中日スカウトが評価

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センバツ高校野球大会が開幕、鹿児島実はプロ注目の4番・綿屋樹選手が常総学院のエース・鈴木昭汰投手を攻略して常総学院に勝利した。

左腕の鈴木投手を攻略

鹿児島実・綿屋樹選手は、秋季大会で打率.621、4本塁打、20打点と驚異的な成績を残していた、しかし大会前の練習試合ではヒットがあまり打てずに不安もあったが、この日は第2打席で詰まりながらもセンター前に運ぶと、5回には部長から「一発を狙って来い」と言われて挑んだ打席で右中間に火の出るようなあたりを見せた。

一塁ベースを踏み忘れるというミスで一塁どまりとなってしまったが、左打者としてプロ注目の左腕・鈴木昭汰投手を攻略したことは非常に意味がある。中日の三瀬スカウトは「ホームランバッターというより広角に打てる中距離打者」と評価している。この日は中日・中田スカウト部長も「打ち方がいい。体に力もある」と評価、ただし「4番候補として磨きがかかるかどうか」で高校生でドラフト会議で指名を受けるかどうかという判断をしているようだ。

一塁手という事もあり、足も速くない。この打撃一本でどこまでスカウトの評価を高めていくか。これからの綿屋選手にも注目したい。

鈴木昭汰投手は8回4失点

一方、常総学院の鈴木昭汰投手は悪かった。こんな悪いのは珍しいという投球だったと思う。

3回までは球は高めに行ったものの、スライダーの曲がりも大きく、ストレートのキレもあり高めの球で空振りを奪っていた。しかし鹿児島実の打者がバッターボックスの一番前に立ち、死球にならなかったものの右打者の足に大きく曲がったスライダーが当たるなどして、外角の投球が多くなっていった。

そして4回に死球と4安打で2失点、6回にはホームランを浴びて1失点など8回132球を投げて9安打4失点、最速も140キロどまり、三振も4つしか奪えなかった。

「調子も悪くなく、いけると思ったけど打たれて修正できなかった」と話した鈴木投手、「何も考えずに投げていたけど、今年は上級生になって逆に考えすぎてしまった」と甲子園の怖さを痛感した。

残念ながら今大会で自分の投球はできず、ドラフト的には一歩後退という事になる。しかし、春の大会、そして夏の予選と甲子園、プロ志望の鈴木投手にはまだチャンスはある。

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2016年度-高校生内野手のドラフト候補リスト

綿屋、有言実行V打 西日本スポーツ紙面 2016/3/21

 

「調子も悪くなく、いけると思ったけど打たれて修正できなかった」。最速148キロを誇る直球は140キロ止まり。9回は樫村にマウンドを託して右翼に回ったが、打球処理に手間取って適時三塁打を許すなど精彩を欠いた。昨春は甲子園で3試合に先発。「何も考えずに投げていたけど、今年は上級生になって逆に考えすぎてしまった」。エースとしての責任を無意識のうちに背負い、力みにつながった。

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